利休、京都観光するってよ。
〇登場人物。
利:千利休。信長の友達。
信:織田信長。利休を可愛がっている。
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利:信ちゃん、桜綺麗ねぇ~。まるで、私みたい。
信:違うわよ、信長みたいよぉ。
利:あらヤダ、信ちゃんったら鏡見たことある?
信:利休ちゃんこそ!
利:なにぃ?!
信:あら、何よ!利休ちゃんなんて頭つるつるじゃない!ハゲよ!!生粋のハゲじゃない!
利:何よぉ!!信ちゃんなんて”うつけ”じゃない!!ただの馬鹿!世間知らず!!
信:利休ちゃんの”おてもやん”!!
利:信ちゃんの”おたふく”!!信ちゃんの髭面!!
信:それは言い過ぎじゃない!!殴るわよ!!
利:……はぁ、止(よ)しましょ。喧嘩で無駄な体力使ったらダメよ。
信:そうね、ごめんなさいね。
利:私の方こそ。
信:ねぇ、利休ちゃん!お腹空かない?
利:そうねぇ~。ねぎうどんが食べたいわ!
信:じゃあ、このお店入りましょ!
SE:扉の音。
信:店主ー!ねぎうどん二人前ー!!
利:早く持って来てー!!
(アドリブで何か女子トークしながら、うどんを啜(すす)る。)
【間】
信:ふぅ……ご馳走様~。
利:なかなかの味だったわねぇ。ね、信ちゃん?
信:ほんとね~。あらヤダ、歯にネギ詰まっちゃった!
利:やぁねぇ……ほら、爪楊枝。
信:ありがと!……これ、みっちゃんへのお土産にしましょ。多分あの子、信長のこと好きだから喜ぶと思うわ!信長の”エキス”が入っているんだもの!
利:あら~、いいわね!!さ、帰りましょ!!店主、お代置いておくわね!
信:また来るわ!
利:こうして信ちゃんと京都観光を楽しんだ私は、みっちゃんへのお土産を持って帰っていくのでした。おしまい。……ん?あら、信ちゃんあそこに良い男!!
信:あらぁ?本当じゃない~!!ナンパしに行きましょ!!
(ガヤガヤとアドリブで終わる。)