信仰のインプットとアウトプット
みなさんは普段、どんなものをインプットして、どのようにアウトプットしていますか?
こんにちは、たまごです。(妻の方)
すべての世代に聖書をわかりやすくつたえる。クリスチャンとして生活しながら思うことをブログに書き綴っています。
冒頭で質問をしてみましたが、この文を書きながらわたしは自分の思いをアウトプットしています。先ほどは夕食後に散歩をしながら、引っ越したばかりでまだ慣れていない自宅周辺の情報をインプットしました。
そうです、インプットとは自分の中になにか情報を取り入れること、アウトプットは何らかの形で自分の中にある情報を表現することと言えます。
今回はこの信仰生活でのインプットとアウトプットを語ってみようと思います。
生きる限りつづくインプット
クリスチャン、つまり「イエス様が私の罪のために代わりに十字架で死なれ、3日目によみがえられたことを信じる人たち」は日々成長することを求められています。
新訳聖書 第二ペテロ 3章 18節
私たちの主であり、救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。イエス・キリストに栄光が、今も永遠の日に至るまでもありますように。
成長するには何が必要でしょうか。みことばには恵みと知識においてとあります。恵みはどんな恵みかというと「私の主であり、救い主であるイエス・キリストの恵み」です。
恵み
恵みを受け取るためには、自分が神様と向き合い、祈り求めることが大事だと思います。恵みはそこらへんに落っこちているものではなく、神様から与えられるプレゼントのようなものだからです。
また、同時にどこにでも見つけられるものでもあります。自然の中でも毎日の出来事の中でも、神様はいつも私たちに恵みを与えてくださっています。生きているすべての瞬間、神様からの恵みに気付き、感動する、この過程を繰り返すことで神様のことをもっと知ることができます。
「恵みは受ける資格がない者に与えられるもの」。学生時代に教会で聞いた恵みの定義が印象的でした。もらえるはずのないものをいただくからこそ、恵みは信仰の原動力になると思います。
知識
インプットといえば、こちらの方がイメージしやすいですね。みことば、教理(体系だった教え)、神様の摂理(ご計画、導き)などを主日教会に行ってメッセージを聴いたり、聖書勉強をしたりすることですね。
旧約聖書はイエス様がこの世に来られるまでのこと、新約聖書はイエス様がこの世に来られてからのことが書かれています。主に今のイスラエルやパレスチナ、地中海周辺が舞台となっています。
当然、現代を日本で暮らしている私たちとは文化的背景が全くちがいます。私たちが江戸時代の常識や風習を理解するのに時間がかかったり、昔の文化について勉強が必要なように、聖書がかかれた時代を知ろうとしないと聖書を深く理解するのは難しいです。
牧師先生のように神学校に行って勉強することがゴールではありません。ですが、神様が伝えようとしておられることを一段階掘り下げて知ることができれば、感動が増し、信仰にも深みが増していくのではないでしょうか。
恵みと知識をインプットすることにより、少しずつ神様についてより知ることができ、成長するとき、誰よりも主が喜んでくださると信じています。
知識、はじめの一歩
もう少し具体的に考えてみましょう。聖書がいう知識とは何でしょうか。それはみことばから知ることができます。
旧約聖書 箴言 1章 7節
主を恐れることは知識の初め。愚か者は知恵と訓戒を蔑(さげす)む。
知識とはこの世界のあり方を正しく知るためのものですが、そのためにまず必要な大前提が主を恐れることです。
主を恐れることは主という神様がおられるということ、世界を創造されすべてを治めておられる方であるということ、その神様にしたがって生きることが人間の本来あるべき姿であるということを知り、認めることです。
みことばを覚えることだけが知識ではないと思います。みことばを覚え「実行する」までが大事なのであって、みことばを知って終わっていてはおまんじゅうをもらって食べていないのと一緒です。
まずは神様にアウトプット
神様はいつも私たちひとりひとりの心を見ておられます。私たちの信仰がいろんな形でアウトプットされるのを望んでおられます。
祈り
いつでもどこでもアウトプットできるのが祈りです。心の中でも、声に出しても自分の思いを告白できます。感謝なこと、困難でも主を信じること、全知全能な主、いつも変わらない主。すべての瞬間に主を認めて生きることが素晴らしいアウトプットではないでしょうか。
伝道
伝道するというのは、誰かにイエス様、神様を救い主、主として紹介することです。わたしも最初はうまく伝えられず、プッシュしすぎちゃったかなと思うこともありました。もちろん今もときどきなんかうまく伝えられなかったかもというときがあります。
これもアウトプットを繰り返していれば、気づきが与えられて自分本位の伝道ではなく、相手の状況を見守りながら何を言うかさえも聖霊さまに任せることができるようになります。
賛美
歌を歌っているだけだと錯覚してしまうかもしれませんが、歌詞を見てみてください。賛美を歌うことでその歌詞を自分で告白することになります。
なんか元気がでないなというときは一人賛美集会を家でします。笑 自分のことばで祈れないとき、賛美を通して自分の信仰を表現します。歌って、聞いて、繰り返しているうちに「そうだ!アーメン」と告白し、霊的に元気になってきます。
みことばの実践
みことばの適応ともいいますよね。どうすれば自分の生活でみことばを実践できるでしょうか。日本ではクリスチャンはマイノリティーなので、イエス様や教会を知らない人からしたら、クリスチャンってどんな人なの?となります。
ことばでクリスチャンってこういう感じだよと伝えることもできますが、みことばを実践することでもっとクリスチャンがどんな価値観をもっているのか伝わるはずです。
多種多様!誰かに伝えるアウトプット
インプットは教会に通っていれば自然とできる、環境的なものもあります。最近はBible ProjectやYouTubeでもクリスチャンのチャンネルが増えてきていていますよね。情報を受け取る側からするとそれはインプットになりますが、発信する側からみるとこれも信仰のアウトプットです。
日記やメモ
先日、洗礼をうけてちょうど10年になりました。引っ越しをしながら、改めて書類を整理していたとき、信じて間もないころのノートが出てきました。日記といえるほど毎日書いてたものではなく、ときどき思いを書き留めていました。
自分の思いを書き留めるのはひとりでもできる一番身近なアウトプットかもしれません。メッセージを聴きながらメモをしたり、自分にあった恵みをまとめておいたり。誰かに自分の証を話すときも一度文章にしてまとめておくと、わかりやすく伝えるいい練習になります。
友達やまわりの人と分かち合う
誰かとおしゃべりしている中で、自分の成長に気付かされる瞬間があります。あれ、私ってこんなこと思ってたのか?しゃべっているうちに新しい発見があるとうれしくなりますよね。
そんな風に誰かとの会話の中で、なんとなく話しているつもりでも自然と信仰のアウトプットをしていることがあります。ごはん食べながら、お茶飲みながら、大変な中でも見つけた恵みを分かち合うことはとても有意義な時間です。
ブログを書く
日記と少し似たような感じがするかもしれませんが、意味合いが全然ちがいます。日記は捨てない限りいつか見る自分や家族に向けた記録です。ブログは不特定多数の誰かがみる場所に記録することです。
以前、伝道し、イエス様を信じるようになった子が自分の生活をブログに書き始めました。普段、そんなに自分からなにか積極的に話す感じではなく、実際のところクリスチャンとしての生活についてどう思っているのだろうと思っていました。
ところがそのブログを読んでいくうちにその子の信仰を神様が成長させてくださっていることがわかり、とても感動しました。聞いてみると、自分の友達に伝道したいけど、いろいろな難しさがありブログを書くことになったと言っていました。
ツイッター
ご存知の通り、ツイッターは140字の字数制限があります。その制限の中でいかに自分の思いをアウトプットするか、とても試行錯誤が必要なツールだと思います。
上馬キリスト教会のアカウントがおもしろいことで有名だと思います。キリスト教のことをうまく伝えています。本やブログでは読む気持ちがある人にしか伝えられないかもしれませんが、ツイッターならパッと目に入る量の文章で伝えられますよね。
YouTube
少し難易度が上がってきました、次はYouTube です。企画、録画・録音、サムネイル作成、このような過程を経て一本の動画が出来上がります。コンセプトから方向性まで自分が決め、映像で表現できます。
賛美する動画、クリスチャンのフリートーキング、創造科学など自分の賜物(神様からのギフト、得意なこと)を通して、信仰がアウトプットできるというのはとてもかっこいいなと思います。
基本的な部分から方法論的な応用編まで信仰のインプット、アウトプットについてお話してみました。こうしてみてみると、信仰のアウトプットの先には必ず誰かがいることがわかります。
神様に対しても、周りの人に対しても、神様が必要とされたときにしっかりアウトプットできるように、日々のインプットが重要だと思います。
私たちの人生はもしかすると、この神様からのインプット、誰かへのアウトプットの繰り返しなのかもしれません。その過程で私たちは成長させていただけるのです。
今日の一言
自分なりに信仰のアウトプットを考えて、ひとつ実行してみましょう。なんか新しい発見があるかも!