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なぜ弟子塾のロゴはサカナなのか

このサカナ、二匹をみてピンとくる人はピンとくるでしょう。

初投稿の記事で弟子塾というミニストリーを構想するのに一年半もの時間がかかったことをお話ししました。この一年半というのはどこからどこまでを示しているのかというと、私が退職してからこの「弟子塾」という名前ができたときまでのことを言っています。

聖書に出てくるサカナ二匹

みなさんは聖書に出てくる「五つのパンと二匹の魚」というお話をご存知でしょうか。まさにこの二匹の魚からモチーフをとってきました。このお話は聖書に二度でてきます。ひとつは5000人が食べた話、もうひとつは4000人が食べた話。

ヨハネの福音書 6章 8-9節
弟子の一人、シモン・ペテロの兄弟アンデレがイエスに言った。
「ここに、大麦のパン五つと、魚二匹を持っている少年がいます。でも、こんなに大勢の人々では、それが何になるでしょう。」

今回は5000人が食べたヨハネの福音書のほうを一緒に見てみます。

イエス様が病人をなおしていたのを見て、たくさんの人々がついてきました。イエス様は山に登って、弟子たちと一緒にそこに座りました。たくさんの人々を見て、イエス様はこのたくさんの人々の食事についてどうしようかと言われました。

ある少年が大麦のパン五つと魚二匹を持っていたのですが、そこにいたのは男たちだけで5000人でした。なので9節でこんなに大勢の人たちがいるのにこれだけでは足りないですよとアンデレが言っています。

この話は私がクリスチャンになってから長い間、意味の分からない箇所のうちのひとつでした。パン五つと魚二匹でしょ?うーん、おなかいっぱいにならないよねえ。

聖書のみことばの解釈については、それぞれの教会で見解があると思うので各教会の牧師先生に一度きいてみてください。私は大学生時代、教会の事務所に行く度に先生たちにこれはどう思いますか?という手のおしゃべりをいつもしていました。笑

このお話しの結論はつづきを読めばでてきます。

ヨハネの福音書 6章 11-13節
そうして、イエスはパンを取り、感謝の祈りをささげてから、座っている人たちに分け与えられた。魚も同じようにして、彼らが望むだけ与えられた。彼らが十分食べたとき、イエスは弟子たちに言われた。「一つも無駄にならないように、余ったパン切れを集めなさい。」そこで彼らが集めると、大麦のパン五つを食べて余ったパン切れで、十二のかごがいっぱいになった。

パン切れは余った上に、十二のかごがいっぱいになりました。

もうひとつの意味、弟子の再生産

ある人はこう言います。弟子というのは先生である師匠に学んでインプットしつつ、いずれは自分の弟子に教え、アウトプットする人のことだそうです。私たちクリスチャンの師匠は、紛れもなくイエス様です。

マタイの福音書 28章 19-20節
ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」

私たちの師匠であるイエス様はマタイの福音書で「あらゆる国の人々を弟子としなさい」とおっしゃっています。クリスチャンはイエス様を信じて自分だけ天国に行ければおっけー!ではないのです。

日本人であれ、日本に住んでいる外国人であれ、国籍やバックグラウンドがどうであれ、弟子としなさいというみことばはみな該当します。イエス様を知らない方々に福音を伝え、弟子とするのは一足先に弟子となった私たちクリスチャンです。

弟子塾のロゴがサカナ二匹なのもこの概念からきています。
(一匹バージョンもありますが、基本的に二匹バージョンを使っています)

自分ひとりでイエス様を信じるのではなく、誰かが自分に福音を伝えてくれたように、自分も誰かに福音を伝えよう。ひとりじゃなくて、イエス様とともに、隣人とともに、信仰生活をしましょうということです。

いつの日か、死が自分に訪れ、イエス様の前に立たされた時、私はこの世で何をしたと言えるでしょうか。何をしたらその時イエス様に「よくやった。良い忠実なしもべだ」と言ってもらえるでしょうか。

神様が私たちにあたえてくださる一日一日の中で、出会わせてくださる人、できごと、いろんな機会があります。祈り、タイミングを見つつ、神様が今だ!と道を開いてくださるとき、備えられた弟子でいられるようにしましょう。

マタイの福音書 25章に天の御国(みくに)のお話しが二つ出てきます。ひとつはともしびを持って花婿を迎えに出る十人の娘の話、もうひとつはタラントのお話しです。この話がこのことを考えるのに参考になると思います。


いかがでしょうか。思ったよりも弟子にフォーカスされた意味がサカナ二匹につまっていると感じられたら感謝です!


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