振り向こうとしている

ボクがボクに夢中になると、

ボクはいつの間にか逃げることを

やめていることに気がついたんだ。

君の目を恐くて恐くて見て話すことさえ

出来なくていつも逃げてばかりだったのに。

気がついたらきみに話しかけていたんだ。

それはボクがボクに夢中になっていたからだ。

今の自分に出来ることを精一杯やること。

ただそれだけを「やるんだ!」って決めて、

夢中になって取り組んでいただけ。

その途中で急に悲しくて泣けてきたり、

今でも「何でやってるんだろ…」と

少し不安が横を通り過ぎるけど、

それでも「この道はここに繋がっているんだ」

ってなんだかそう思えてきてまた夢中で取り組むんだ。

そうしたらいつの間にかきみにまた話しかけてたんだ。

たわいもない事で、まだまだ能面みたいな

顔して伝えようとしているのかもしれないけど、

それでも必死で目の前の事やってるから

きみに伝えてるんだ。

「きみはひとりじゃない」

「ボクときみは繋がってるんだ」

「きみにいて欲しいんだ」

「ボクのここにきみがいるんだ」

「きみはボクなんだって」

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