
エリザベス女王杯の振り返り
こんにちは、デルタです!
エリザベス女王杯が無事終了しましたね。
なんと今回は大波乱の決着!人気薄のアカイイトが差し切りで女王の座に君臨した。
この場では、レース前に投稿した全頭分析の中で馬券内に入った馬を中心として回顧していきたいと思います。また人気馬の敗因もこの場で考察したいと思います。
では行きましょう!
🥇1着:アカイイト 牝4 幸英明
※エリザベス女王杯(G1)全頭分析より引用。↓
G1初出走となるアカイイト。生涯成績は(4-4-1-10)であり、馬券外のうち掲示板外がたったの3回と素質十分のキズナ産駒である。後方差しの競馬を得意とし、毎レース上がり3以上を常に出しており、うち12回上がり最速を出している。主戦騎手は決まっておらず、コロコロ騎手が変わっている印象。しかし、騎手によっての相性は然程なく、今回の幸騎手への乗り替わりはマイナスではないだろう。阪神コース実績も安定しており、(2-1-1-4)。デビュー当時は阪神コースであまり結果が残せず、馬券外が続いていたが、古馬となってからだんだん結果を出せるようになり、今年は阪神出走すべてで馬券内にきている。今回は阪神内回り2200mということで直線が短い。3コーナーでの追い出しが上手くいけば、差し脚を伸ばせることができると考えるが、ミスれば一発アウトのコース。重賞での実績もないので、今回は少し厳しいようにも見える。幸騎手がどのような位置取りで競馬し、この馬の末脚を活かすか、注目だ。
重賞未勝利ながらも1着をつかみ取ったアカイイトだが、今回の展開は彼女にとってはかなり向いたと思う。先行馬が軒並み最終コーナーで垂れ、外から飛び出したアカイイトがそのまま全頭差し切り楽々勝利。今年に入ってからの阪神成績も安定しており、出走レース全馬券内。前走府中牝馬S上がりの馬は好走するということは知っていたが完全に盲点だった。幸騎手のエスコートも完璧で、終始後ろでの競馬であったが、馬場の悪い内は通らず、馬が気持ちよく競馬できるところを通っていた印象だ。そのおかげもあり、最後は持ち味の差し脚を伸ばし、ゴールまでその脚を存分に活かすことができていた。勝因はこれに尽きる。
🥈2着:ステラリア 牝3 松山弘平
※エリザベス女王杯(G1)全頭分析より引用↓
優駿牝馬(G1)、秋華賞(G1)では結果を残すことができなかったステラリア。今まで5人の騎手とタッグを組んできたが騎手によって作戦や戦法が違うため、追い込み競馬になったり先行競馬になったりとばらつきがある。今まで8戦してうち5戦で上がり最速をだしていることからも、末脚には自信がありそうだ。また阪神での実績も好調で、(1-0-2-1)と相性がよい。前走の秋華賞(G1)では人気薄ながらも6着と好走していることからも十分舞台適正はありそうだ。前目の競馬よりも中団あたりでの競馬をすれば彼女の持ち味を十分に発揮できるとおもう。過去のレースを観てみるに、鞭が入ってからの伸びも良く、坂を上ってからでも脚が上がることなくそのままゴールまで脚を使えている。阪神内回りは前残りでありが、彼女の末脚なら十分前に届くと考える。キズナ産駒でのG1制覇がないということだけが不安だが、ここは人気以上に好走してくれそうだ。期待したい。
好位中団から最後は差し脚を伸ばし2着と好走したステラリア。この馬も末脚に定評のある馬で、上がり最速を何回も出している馬だ。アカイイトと同様、前が崩れる展開であったため先行勢を差し切れたと考える。またこの馬も阪神コースを得意としており、分析でも相性がよいことは把握していた。また秋華賞は明らかな叩きであり、エリザベス女王杯を狙い調整をした感じがする。予想でも私は▲を打ち、かなり期待していた半面、こんなにも良い走りをしたことに驚いている。鞍上の松山騎手も、無理に位置を上げず、中団で待機した競馬を選んだことはかなり評価できる。キズナ産駒ということで少しは軽視していたが、この好走は必然と言えば必然。
🥉3着:クラヴェル 牝4 横山典弘
※エリザベス女王杯(G1)全頭分析より引用↓
重賞3連続馬券内の流れで参戦のクラヴェル。マーメイドS(G3)では2着、中京記念(G3)では3着、前走新潟記念(G3)では3着と良い流れでこのエリザベス女王杯へ出走となる。脚質は追い込みに近い差し、阪神内回りではかなり厳しい競馬となりそうなイメージだが、彼女の持ち味は4コーナー後方からでも前を捉えることができる脅威的な末脚だ。今回のエリザベス女王杯同様、阪神内回りコースで行われた3走前のマーメイドS(G3)でも持ち味の末脚を活かし、4コーナー13番手とかなり後方から差し脚を伸ばし、1着のシャムロックヒルをクビ差まで追い詰めた。昨年のエリザベス女王杯では1着のラッキーライラックのクビ差の2着だったサラキアも、4コーナー12番手から差し脚を伸ばしていることからも、相当な末脚持ちならチャンスがあると思われる。今回は前に行きそうな有力馬が多数いるなか、もし仮に前でごちゃつくようなら十分差し切れる実力はあると考える。鞍上の横山典弘騎手ともかなり手が合うようで、8回騎乗し掲示板を外したことがない。ノリさんのことなので、去年のノームコアのように前にいったり、後方でポツンしたりと心配な点はあるが、それ以上に馬の質が高くここは必ず抑えたい。
直線前で詰まるもうまく垂れた馬を交わし3着入線を果たしたクラヴェル。重賞3連戦していずれも馬券内と調子がよく、分析では驚異的な末脚と太鼓判を押した。展開も前が崩れ差し優勢だったので、この結果はクラヴェルにとっては必然だが、外に持ち出していたらと考えると1着を狙えていたと考える。これに関しては最内枠が影響したんだろう。ノリさん騎乗のときには掲示板を外したことがないことからも期待値は相当高かった。馬券には組み込んだが、買い方が悪かった。
以上が馬券内に入った馬の全頭分析の振り返りとレース回顧でした。
次に全体のレース回顧をしようと思う。
レース展開と人気馬はなぜ好走できなかった?
今回は人気馬が軒並み好走できない結果となった。その要因として
・各人気馬にそれぞれ致命的な不安点があった
・先行馬に人気馬が集まったことにより前が崩れた
これが私が考える好走できなかった要因だろう。まず一つ目の人気馬にそれぞれ致命的な不安点があったことについて。
レイパパレ:距離が足りない。最終コーナーでの多頭数での競り合いに弱い
アカイトリノムスメ:ローテ的な問題。非根幹距離苦手の遺伝
ウインマリリン:脚部不安で状態下向き。馬場が悪く脚への負担が大
ウインキートス:鞍上がG1経験不足。西への遠征が初めて(理由不明)
テルツェット:明らかな距離不足。西への遠征が初めて(理由不明)
以上が人気馬の不安要素だ。一概に上の理由が敗因に直結したと言い切ることができないが、これらの不安要素が影響したことはほぼ100%だろう。
次に人気馬に先行脚質が集まったこと。レースの通過順位をみてみると、5番手以内に1,2,3番人気の馬が集まっているのだ。そうなると人気同士でやりあうことも考えられる。さらに人気馬が先行脚質だと後ろの差し馬にマークされやすい傾向がある。ここまで人気馬が先行脚質だとさすがの私も展開予想は読めたが、馬券的に切ることができなかった。(そこが弱みだと理解してます。)
以上がレース回顧でした!
かなり難解なレースでしたが、予想はかなり楽しかったです😋
来週はマイルCS。また全頭分析をアップロードする予定ですので、読んでいただけると幸いです。
ごきげんよう、また来週。