【イベントレポート】DERTA Jam vol.23 in Niigata
こんにちは!イベント運営メンバーのみき・はなです😊
今回は2024年12月14日(土)に開催した「DERTA Jam vol.23」のイベントレポートをお届けします!
イベント概要・スケジュールは下記を参照ください。
DERTA Jamとは
DERTA Jamとは、「デザインを再発見し、語り合う会」です🗣
以前は「広義のデザインをテーマにした勉強会&交流会イベント」という建て付けで行っていたJAMでしたが、2024年2月から半年の休眠期間を挾み、8月から「デザインを再発見し、語り合う会」として再スタート🎉(イベント名称も、すべて大文字の「JAM」から小文字も入った「Jam」にアップデートしました⬆️)
デザインに関するテーマであれば発表内容は自由だった以前のJAMに比べて、新生Jamではイベントで扱う「デザインキーワード」を定め、登壇者はこのキーワードの中から発表テーマを決定💡今まで属人的だった登壇者の発表内容に横串を刺し、学びを持ち帰ることができるようなイベント設計にいたしました。
今後もデザインの可能性を信じるすべての人にとって、新たな気づきや再発見のある場となるよう、会の設計も参加者の声を取り入れながらブラッシュアップしていきます!
当日の様子
今回の参加者は22名。そのうち社会人19名、学生3名。
今回は社会人の方が多めの構成でしたが、20代〜50代まで幅広い世代の方々にご参加いただきました。
デザイナーやイラストレーターなどのデザイン専門職の方々から、普段「デザイン」という言葉に馴染みの少ない営業職や行政関係の方など、参加者の属性はさまざま。
開催場所は三条市にある、商店街の三叉路にある空き家を改修した"地域の複合交流拠点"三-Me.(ミー)さんをお借りしました。三-Me.は燕三条への移住相談の拠点にもなっているとのことで、この日偶然相談に来た方が飛び入りでJamに参加してくれるという嬉しい出来事も😊
飲食物も、普段用意しているお菓子に加えて、三-Me.内にあるプリン専門店「GABBY GABBY」さんのプリンも楽しめる贅沢な会になりました✨️
本日のファシリテーター
今回のファシリテーターははなさんとまなさん。この2人より、イベントの概要やルール説明が行われます。まなてぃさんの役者経験で養われた発声と上手な場づくりと、イベント全体を取りまとめてくださっているオハナさんの「安定」のファシリで、会場内は大盛り上がりでした😆
本日のアイスブレイク
イベント説明のあとは、恒例のアイスブレイクタイム。
今回のアイスブレイクを担当してくれたのは、新潟大学3年生のばんさんです。
今回行ったのは『伝言ゲーム』!
正解して一緒に喜んだり、何と伝えたか答え合わせをしたりと、大人も子どもも一緒に楽しめるアイスブレイクでした✨
LTスピーカー、LT内容紹介
アイスブレイクが終わったら、イベントの1番のお楽しみ、*LTの時間です!
なかはなさんが書いてくれたグラレコとともに、当日のLTについて紹介していきます。
今回は、武田さん、三浦さん、江口さんの3名に登壇いただきました。
新しいDERTA Jamは、
「スピーカーによるLT(10分)→ 参加者同士でLTについての意見交換・スピーカーへのQ&A(20分)」を3セット繰り返し、最後に 交流会(30分)を行う形で進行します。
「参加者同士が主体的にデザインについて語れる場」にしたいと思っているので、スピーカーの話は10分と短めに設定し、交流会の時間を大切にしています。
「スピーカーの方の話をもっと話を聞きたい!」という方、ご安心を!交流会にて、スピーカーの方と直接お話をすることもできますよ◎
LT①:武田修美 氏|(株)MGNET/BEECL所長
📝LTテーマ:【やりながら学ぶ、ソーシャルインパクト】
🔑選んだデザインキーワード:【越境】
お馴染みの武田さんからは、
近年注目を集めている、企業による「ソーシャルインパクト」への取り組みについて、注目している海外の事例をお話しいただきました。ビジネスにおける「社会性」の重要性は世界共通の認識となってきており、その流れは今後も加速していくとのことです。
武田さんが最も感化されている国はオランダだそう。
オランダは「ソーシャルインパクトの宝庫」と呼べるほどさまざまな取り組みが行われており、その理由は以下の3つの特徴に表されるのではと考察されます。
①贅沢は敵である(古の教え)
②合理的思考(国民性)
③learning by doing(選んだ方法)
特に「③learning by doing(やりながら学ぶ)」という特徴が活かされた例として、ごみの出ない音楽フェスの開催や、壊すことを前提とした建築などが行われているのだそうです。
このように、日本でも日本人特有の行動などをサービスに活かせば、ソーシャルインパクトは十分生まれうるというお話をいただきました。
LT②:三浦佑太郎氏|きら星株式会社
📝LTテーマ:【ブレンドし続ける地域をデザインするには】
🔑選んだデザインキーワード:【共創】
今回は、「ボーダーレスに混ざりあう地域をどのようにデザインするか」というテーマで、移住支援の現場で三浦さんが直面しているリアルな課題をもとにお話しいただきました。
現在抱える課題として、移住者も地域住民も、「今のままで十分事足りているし、心地がいいから」「何かやるみたいだけど、自分には関係ないや」とすでにあるコミュニティから抜け出せない、受け身の方が多いことが挙げられるといいます。このことは、個人レベルでは悪くありません。しかし、地域全体がもっと面白くなるにはブレンド、つまり多様な人々の交わりが不可欠だと、三浦さんは語ります。
移住者も地域住民も、それぞれのコンフォートゾーンを抜け出し、ともに面白い地域を共に創り上げる気持ちを持つことが大切だとお話しいただきました。
LT③:江口綾 氏|株式会社ニューロマジック
📝LTテーマ:【選ぶ「ことば」で築く「しんらい」、共感と行動を「うむ」「ことば」の力】
🔑選んだデザインキーワード:【言葉のデザイン】
DERTA Jamの運営メンバーとしてもご活躍の江口さんから、「信頼関係を築くための言葉のデザイン」について、経験談と具体例をもとにお話しいただきました。
江口さんいわく、コミュニケーションの本質は相手のことを理解すること。その理解があってこそ、適切な「言葉のデザイン」が可能になるとのことです。
以前お子さんがテストで100点を取った際、「100点取ってすごいね」と結果だけを褒めたところ、お子さんは100点以外のテストは見せてくれなくなったとのこと。それに対し、「毎日予習復習を続けたから100点取れたんだね。すごいね」と結果と行動を紐付ける声かけに変えると、お子さんは「予習復習を行う」ことに価値を見出すようになり、自発的に学習に取り組むように。また、100点以外のテストも見せてくれるようになったことで、勉強のサポートができ、家族のコミュニケーションも増えたそうです。
言葉のかけ方一つで、信頼と行動を「うむ」。言葉の力のすごさを教えていただきました。
登壇者のLT後には、LTに関連したトークテーマを提示していただき、それについて話し合う時間が設けられています。今回も、参加者の皆さんが積極的に発言されている姿が印象的でした。
参加者の声
ここからは、イベント後に行ったアンケートに寄せられたご感想等をご紹介します!
新しいつながりとポジティブな刺激が必要になったとき、Jamには無性に参加したくなります。まるで二郎系ラーメンのよう!
LTはもちろん、ファシリテーション、声の掛け方などとても勉強になりました!
久しぶりの参加でしたが、いろんな話ができてよかったです!
小学生のお子さんから、「アイスブレイクが楽しかった」という意見をいただいてほっこり...😊これからも、さまざまな方にデザインをもっと身近に感じていただくために、イベント運営頑張ります❤️🔥
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👉DERTA Jamの概要や開催目的、今後の展望などについて書いています。
DERTA Jam(旧:DERTA JAM with BEECL)運営チームメンバー紹介
👉DERTA Jamは現在、もともと参加者だったメンバーとともにイベントの運営を行っています。メンバーたちは普段は違う会社や学校に所属していますが、それぞれの専門性を生かし、運営チームとしての活動を楽しんでいます。そんなみんなをご紹介します!
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