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筋膜剥がしでよくある間違い

筋膜って聞いたことありますか?


「筋肉の周りに張りついてるアレね」

ってたぶん1度は聞いたことあると思います。

そして、

「筋膜が癒着してるので筋膜剥がし(筋膜リリース)をしましょう!」

と言われてるのも聞いたことあると思います。

特に、整体やエステサロン•バストサロンなど。

フォームローラーや特殊な道具を使ったり、手を使ってぐりぐりゴリゴリやるはずです。

実際にやったことのある人(やっている人)は、多少でも痛い思いをしているはずです。


でも、実際には筋膜を剥がしているのではなく筋膜を破壊しているだけですよ!


そもそもですが、筋膜の癒着は手術や外傷の後、炎症、感染、放射線治療、慢性的な炎症性疾患など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。

筋膜の癒着が起きると、痛み、可動域制限、消化器系の問題、筋肉や臓器の機能低下などの症状が現れることもあります。

「動かしにくいから私は筋膜の癒着が起きているんだ!」

という判断はしないでください。

体の外側から筋膜が癒着しているかなんて断定できません。

痛みがあっても、可動域制限があっても、消化器系の問題があっても、筋肉や臓器の機能低下があったりしても、それらが筋膜の癒着と断定するのは危険です。

筋肉が損傷していたり筋肉の拘縮が起きているかもしれませんし、内臓に何か疾患があるかもしれませんし、脳の影響やメンタル的な影響があるかもしれません。


仮に、本当に筋膜の癒着が起きているとします。

癒着、くっついている・固まっている状態。

くっついている・固まっている状態で外側からぐりぐりゴリゴリやっても癒着しているのは剥がれません。

筋膜も筋肉も動いてしまうからです。

例えば、新しい食器にシールが付いていてそれを剥がすとします。

シールに指をあてた状態(圧力をかけた状態)でぐりぐりゴリゴリやったてもシールは剥がれません。

食器ごと動く(ズレる)はずです。


これを聞いても、

「でもぐりぐりゴリゴリやって良くなったよ」

と言う人もいるでしょう。

それは筋膜の癒着が本当に剥がれたのかもしれませんし、筋膜が破壊されたのかもしれませんし、筋肉の細胞や組織が破壊されたのかもしれません。

先程もお伝えしたように、本当に筋膜の癒着の問題なのかというのもありますからね。


筋膜と聞いて薄っぺらい膜をイメージする人も多いかと思いますが、筋膜は繊維状の組織で網目状の構造になってます。

ちなみに膜組織は、内臓膜、神経膜、骨膜もありますからね。


さとう式リンパケアにも筋膜剥がしはありますが、ぐりぐりゴリゴリはやってません。

ぐりぐりゴリゴリはご法度なので。

じゃあどうやってやるのか?

それは……。


ではまた。

すべての出来事には理由がある

カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム

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