ひとくち日記 6/13 『のんびりな日の巻』 (2023)
7時に起きて、二度寝した。
眠たいが極まっていた。
授業は午後からのため、午前中はなんとかなる。9時から動き出すと、頭も冴えてくる。
Twitterを見ていると、気がついた。
きょうは太宰治の命日らしい。
高校生の頃、太宰治の随筆が面白くて好きで、よく読んでいた。
購入した電子辞書に青空文庫が入っており、そこで何度も読んだ。また、太宰治を入り口に、文豪に関する文献を読みあさっていたりもしていた。
わたしは「黄村先生言行録」が大好きで、何回も読んでいる。
これを読むまで、太宰治の印象は退廃的なものであったから、相当なギャップだった。
大学受験で好きな本について聞かれたら黄村先生と答えるつもりでいたが、その質問がされることはなかった。
近い昔に想いをはせていたら、もう出かける時間になってしまった。急いでバスに乗り込む。わたしは耳にイヤホンをさそうとバックから取り出し、ふうと一息ついた。
何年も有線イヤホンを使っているのだが、これがまあ、絡む絡む。だれかが結んでいるとしか思えないほど、難解な絡み方をしているのだ。
ポケットやバックの中に、なにかいるのかもしれない。ご退出願いたい。
この絡まりイヤホンほどきタイムは、わたしの人生の一%を占めているに違いない。
無駄だ。
しかし、ちょっとした脳トレになっている節がある。
もしかしたらご先祖様かだれかが子孫を思いやってイヤホンを結んでいるのかもしれないそれならばありがたい。でもやめてね。
絡まりがほどけ、ようやく音楽が聴けた。最近はもっぱら挫・人間しか聴いていない。走馬灯にちょっと流れてくると思われる。
授業を終え、家路につく。
すこぶる暑かったが、母が部屋をきんきんに冷やしてくれていたため、天国であった。
今日もバイトがあったので、ひとっぷろ浴びた後、チョコレートのアイスをばりぼりやった。
チョコレートのアイスは丸永製菓の「マジチョコノカタマリ」が、とんでもなく、とんでもなく美味しい。3個は食べてしまう。ほんとにばりぼり鳴る。
そして極めつけに、ねこをなでなでもふもふ吸い吸いした。
これで、精神ゲージが満タンになる。
きんきんの部屋で丸くなる猫。
ぽよんぽよんのお腹。
絶景かな。
バイトを終え、家路につく。
すっかり暗くなってしまった道をとぼとぼ歩く。車通りもほとんどなく、私と信号機だけがなんとなく光っている。
雨の日は信号機の光が淡く伸びていて、うつくしい。
今回はどうだったかよく覚えていない。とにもかくにも帰って座りたかった。
明日は6時起きが理想だ。6時に起きる。絶対起きる! これだけ言っておけば、間違いあるまい。
皆さんも、お疲れさまです!
おやすみなさい……!
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