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皮膚科専門医試験に残念ながら不合格となるのはどんなとき
デルマ侍です。
皮膚科専門医試験の合格のだいたいのボーダーラインや合格率についてはわかってきたけど、不合格の人はどうだったのだろう・・・。わかっている情報をまとめます。
結論
はじめに結論を申し上げると
マーク、筆記とも65%以上の得点率であれば例年合格する可能性が高い です。
この推測される結論と、不合格者の点数、合格のボーダーライン などについて、過去に公開されている記事とDermatology Todayのアンケートから、探ります。
2020年
2020年度のアンケートに答えてくださったうちでは、n=51のうち2人残念ながら不合格で
1人の方は書類評価3 自己採点は マーク59-55% 筆記54-50%
であることを教えてくださっています。
しかし、合格者の中にもマーク59%~55%1人、 筆記59%~55% 4人、54-50%2人とおられます。
このアンケートでは、例えば、マーク59%~55%だった方が筆記の自己採点がいくつだったかはわかりかねます。
あくまで自己採点ですので、実際は60%得点だったとか、筆記54-50%のレンジの方はマークは65%以上の得点だったとか、いろいろあるかと思います。
2019年
2019年度のアンケートはn=61で3人の方が残念ながら不合格のようです。
自己採点 マーク59-55%2人 54-50% 1人
筆記 64-60% 1人 59-55%1人 54-50% 1人
3人のうち、お一方は事前評価3であったとのことです。
合格基準は相対基準がちょっとある
合格基準についてはある程度の相対評価が下されているとのことです。こんな記事も書いています。
65%以上の得点率であれば合格できそう
確実ではありませんが、これまでのアンケートと過去のデータより、推測されることは、
マーク、筆記共に
65%以上の得点率であれば確実
60%程度であればぎりぎり
55%-60%程度の得点率は年による 場合により不合格
の可能性が高いです。
また、ペーパーの合格基準について、
①筆記+マークの総合点 での評価 という噂と
② 筆記、マークは別々のボーダー基準 という噂がありますが、
自分は②だと思います。 学会側が決めた、一定のボーダーよりどちらかが下回っていれば不合格となる可能性が高いと考えます。
ただし、これまでのさまざまな情報より、ボーダーラインは2種類あり
・絶対的ボーダーライン ・グレーゾーンのボーダーライン
が存在し、グレーゾーンの場合はいろんな要素が加味されていると思います。
こちらの記事では、過去の合格者の自己採点結果をまとめています。
おわりに
いかがでしたか。また試験対策関連の記事を載せていこうと思います。
専門医試験に関して、書類準備に関する記事を更新する予定です。
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