皮膚科専門医試験の過去問の勉強の仕方
デルマ侍です。皮膚科専門医試験対策情報を勝手に発信しています。
過去問、過去問といっていますが、具体的にどうやって勉強すればいいのか、おすすめを今日は書いてみます。
まずは3年分解く
解くというより、目を通すのが近いかもしれません。
凹むのは承知の上。まずはざっと全問に目を通します。
できれば、なんとなくでいいので、自分なりに解答してみる。これを早い段階でやることを強くお勧めします。
試験勉強ってどうしても初めから、一から、一個ずつ詰めていきたくなりますよね。わかります。
しかし!時間が限られているなかでは、まず早く全貌を知ることが大事です。
3年分先に目を通して今の時点の自分の得点率を知る。なんだかんだ皮膚科専門医試験は難しいので打ちのめされたような気分になるかもしれませんが、直前に感じるより全然いい。自分の位置と合格のゴールを早いうちに認識する。これはとっても重要なことです。
試験の傾向がつかめるようになる
3年分ざっと解くと試験の傾向がだいぶわかるようになります。
試験の傾向がわかると、教科書、ガイドライン、セミナリウム、添付文書DIを読むときのコツがわかってきます。
闇雲にガイドラインやセミナリウムを読み込んでも量が膨大すぎて、よっぽどの方でないと記憶するのは難しいのではないでしょうか。
過去問を先にさらっと目を通した後にガイドラインを見ると、「これはでそうだな」「ここはちょっと優先順位が下がるな」ということが見えてくるはずです。
先に答え合わせのあと、じっくり勉強する
答え合わせもまずは一個ずつ解説を読み込むのではなく、さらっと全部まるつけしてみます。
全貌がわかったあとに、1問1問じっくり解説を読みながら、選択肢を吟味していきながら、周辺知識を教科書や他の資料を使いながら、勉強して頭に知識として定着していくといいと思います。
過去問を直前の腕試しのために取っておく!?
センター試験(今で言う共テ)や医師国家試験の対策のときに、前年度の問題はとっておいて、直前に解いていた方もそこそこいらっしゃるのではないでしょうか?
皮膚科専門医試験ではおすすめしません!同じような問題、プール問題の割合が、近年さらに低いので、意味がないです。(昔はもう少しプール問題が多かった・・・・)さっさと直近の問題から過去問の勉強をするのが吉だと思います。
皮膚科専門医試験では、似たような問題はありますが、同じ問題はほとんどありません。
このような記事も書いています。
誤っている選択肢もどこを直せば正解になるのかを勉強する
同じ問題はないけど、似たような問題は多い、ということの真髄はここにあります。正解以外の選択肢の中に、次年度以降に出題されるエッセンスがつまっていることが多いのです。
間違っている選択肢も、どこか違うのか、どこを直せば正解になるのか、まで理解し覚えられれば、合格はもうすぐ目の前にあります。
また、記述も点差がつきやすいので、記述にでそうなキーワードにも目をむけていくといいと思います。
おわりに
いかがでしたか?参考になれば嬉しいです。
自分がやった勉強についてはこちら
自分がやったことと周りの同期の勉強方法を踏まえて、おすすめ勉強法はこちら。
目次もあります。
noteの過去記事の中から、キーワードで記事を見つける方法について、書いています。検索したいときにどうぞ使ってみてください。
お読みいただきありがとうございました。