皮膚科専門医試験の合格ボーダーラインは、全体の上8割
デルマ侍です。
皮膚科専門医試験の合格基準について、
明確なものが発表されています。
以前の記事にも書いたように、
相対評価、といったこともいわれていましたが、
今回、皮膚科学会の議事録でもはっきり記載されていました。
議事録?
議事録ってなに?という方のために一言添えておくと、
各大学の教授たちが集まって日本皮膚科学会の理事会が行われているのですが、その議事録が学会誌に載っています。
専門医試験、専門医制度に関係することも結構ちらほら出てきます。
今回は、 令和4年度 第2回 理事会議事録から
開催日は2022年令和4年度6月1日 水曜日に行われています。
皮膚科専門医試験
2022年度の皮膚科専門医試験の問題の検討を行った
とも書かれています。
6月頭の時点ですでに問題は完成しており、理事会でも承認を得た、ということになりますね。
こちらは今までと変わらずです。
こんな記事も書いています。
また、2022年度の受験者数は、「例年の2倍」程度、600名になるともされています。
この中で、
「筆記試験上位80%を合格ライン」
とすることが明記されています。
「合格ライン同点数者は全員合格」
とのことです。
120名くらいは落とされる計算になりますね。
正確には、
・学会制度 旧制度での受験者の上位8割が合格
・機構制度 新制度での受験者の上位8割が合格
とされています。
皮膚科専門医試験の合格率は、
「若い先生の方が合格率がいい」
こともこれまでに公開されていますので(笑)、
若干旧制度の受験者の方が上位8割に入るのは簡単なのかな、とも思いますが、
皮膚科専門医試験のために勉強するのは変わらずですね。
年齢別の合格率については、こちらの記事もお読みいただければ嬉しいです。
合格のボーダーラインは、
得点の6割などと設定されて試験後に受験者の点数分布を見て微調整される、
などとも考えていましたが、
点数は関係なく
上から8割で、切るというのはなかなかはっきりしていて清々しいですね。
下2割は容赦なく切るのですね…
これまでにも書いてきましたが、2019年の皮膚科専門医試験は難易度がかなり高いものでしたので、
合格者のボーダーライン 点数は低かったと予想しています。
細かく知りたい方は過去記事ご覧ください。
この記事では、過去の受験者のレポート評価と自己採点の結果と合否について、まとめています。
今年の受験者の平均的な勉強ができていれば合格は問題がなさそうです。
不合格になった方についてもまとめています。
お読みいただきありがとうございました。