majorな論文を探す方法
医者や科学者、研究者のあなたへ。
論文検索をする際に、手っ取り早くキーポジションにある論文を読むための方法です。
結論
①Google scholar グーグルスカラーを使う
②reviewを読む
詳しく見ていきます。
昔はパブメドでコアジャーナルの絞り込み機能があった
PubMedで昔はcore journalでのフィルター絞り込み検索が使え、いわゆる大手の雑誌に掲載されている論文を絞り込む方法があったのですが、2020年から使えなくなりました。なんでなんだろうと思ったので、調べてみると、そもそもcore journalはこの論文たちです、と決めた際から月日が経っていて、更新されておらず、
おそらくは古すぎる基準なので、やめた、という感じなのでしょうか。
PubMedでは
Abridged Index Medicus (AIM or "Core Clinical") ともよばれていました。
論文を網羅的に検索するときには使わないのですが、まずは手っ取り早く、大手メジャーな論文を調べたいな、という時に使用していましたが、いつの間にか使えなくなりました。
PubMedでは引用数順に並べ替えることは出来なさそうです。
個々の論文のページに飛ぶと、各論文ごとには、右側にCited byで、その論文を引用している論文(孫論文)をみることができます。
パブメドの機能の中に、IF インパクトファクター順で並べられないか、とか、IFいくつ以上、みたいな機能があればいいのだけれど、流石に毎年IFは変わるし・・・難しいんでしょうね。そんな機能はpubmedに今のところ多分ない。
個人的な結論としては以下です。
①Google scholarを使う
いまのところ、Google scholarで引用数の部分をみながら論文を読むようにしています。
例えば
skin cancerで調べると
流石にかなり広い、大雑把なテーマで検索してるので上位に来るのはどれも一流誌ですが…(笑)
細かくキーワード検索していったり、希少疾患だともう少し引用元の数が役に立ってくると思います。
結局引用数が多い論文がたくさん載る雑誌が
インパクトファクターも高い雑誌になっていきますし。
②reviewを読む
レビューがある論文であればレビューを読む。そこから孫引きしたり、パブメドでそのレビューが引用されている論文を読み進めていきます。
ただ、皮膚科あるあるなのですが、ちゃんとしたreviewがないとかケースレポートだらけとか、そんな時もあります。そんな時はGoogle scholarを参考にしています。
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いい方法があればまた検討していきたいです。