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皮膚科医からみたビューティーケア商品⑥ビオレ マシュマロホイップ モイスチャー
デルマ侍です。
前回は日焼け止めについて書きました。
今回取り上げるのは、ビオレの泡ポンプタイプ洗顔、大手花王のビオレですし、売り上げもよいようで、ドラッグストアだけでなく、ネット、コストコでもよく見かけます。
ビオレ マシュマロホイップ モイスチャー
SPT 採用 Skin Purifying Technology ですと。
フレッシュフローラルの香り 香りは本当はできる限りないほうがいいけど、心地よい香りの方が売れる。
SPTってなんのこっちゃ、と思うのですが、花王さんのPRとしては
皮膚表面の汚れは落としながら、洗浄成分が角層に浸透しにくく、肌のうるおいを守りながら洗える、ということのようです。
成分
水、PG、PEG-150、グリセリン、ラウリン酸、ラウレス-6カルボン酸、ミリスチン酸、アルギニン、ポリクオタニウム-39、アクリレーツコポリマー、エチルヘキシルグリセリン、パルミチン酸、水酸化K、ラウレス-4カルボン酸、ラウリルヒドロキシスルタイン、フェノキシエタノール、EDTA-2Na、香料
水の次に多い成分がPG(ポリエチレングリコール)、PEG-150、グリセリンと続き、保湿力が強い配合になっています。
実際に泡ももっちりしっとりとしていて、余分な脂をとってくる印象はありません。
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、水酸化K
カリウム石鹸系の配合です。
ラウレス-6カルボン酸・ラウレス-4カルボン酸
酸性石けん。陰イオン界面活性剤です。低刺激の洗浄成分。
ラウリルヒドロキシスルタイン
界面活性剤。
本商品にはラウリル硫酸は入っていません。
皮膚科専門医試験対策
本商品は香料以外はJSA該当なし。
洗浄成分は過去に試験出題ないが、パッチテストをやっていく皮膚科医としては成分の勉強は大事なので、知識は深めておいて損はない。
JSAについてはこちら。
まとめ
ピンク色のボトルが目印の、マシュマロホイップモイスチャー。
商品もどんどん改良されていて、過去の成分とは変わってきています。
香料が入っているところが個人的には気になりますが、コスパは良いと思う。あと、黄色いボトルのリッチモイスチャーよりこちらの方がシンプルな成分でよいかと。
泡タイプのほうが、忙しい朝に、顔に余計な刺激を与えず、こすらず、やさしく洗顔ができてよいと考えます。