見出し画像

第1回 架空実験室

2020年7月19(日),25(土),26(日)
第1回架空実験室をデラシネ書館にて開催しました。
架空実験室は、実験映画の上映会です。
https://deracinefilm.tumblr.com
35作品の応募の中から、下記4作品を上映しました。

スナップショット- 1


●「Bye-Bye-Boss」 Botchy-Botchy
(制作意図)
終わりが始まり
サラリーマン生活に終わりを告げて制作活動に没頭する48歳フランス人が4分30秒のアニメーションを紹介します。46歳の時仕事をやめて、東京で、グラフィックデザイン専門学校に入学。この作品は卒業作品です。シュールレアリズムとナンセンスが大好きの脱サラのアレゴリーを表現しまして、おっさん版『不思議の国のアリス』の旅はベニテングダケから始まります。
(あらすじ)
部長の携帯電話から不思議な天狗アップが表れる。蠅がクリックすると部長のトリップが始まる。始まりが終わり。終わりが始まり。

告知用Jasmine Poster

「Jasmine」 spn minaco.
(制作意図)
【もしもベルイマンがゾンビ映画を撮ったら】をコンセプトに発想しました。ゾンビには既に様々なヴァリエーションが豊富に存在するので、いわゆるゾンビ映画らしくないものを作りたかった。
とりあえず、〜〜に乗るゾンビは史上初かもしれません。
(あらすじ)
“あるとき、あるところで”ーーゾンビの寓話。
徐々にゾンビ化してゆくジャスミン。彼女に何が起きたのか?何が出来るのか?そしてアディショナルタイムに奇跡はあるのか。

ロスト・ソウル

「ロストソウル」 山岸信行
(制作意図)
映画を「裸の映像、裸の音響」で作るという制作方針のもと、ワンカットを除き全て固定カメラ、同時録音セリフ無しという撮影スタイルで魂の輪廻を描いた作品。
(あらすじ)
男が山道をドライブ中、ある若者に出会う。若者は「過去」を失い「魂」をも失っているかのようだった。男は若者に導かれ廃墟へ、そして謎めいた女に出会い人知を超えた森へと迷い込む。

やわらぎ4

●「やわらぎ」 楡美砂
(制作意図、あらすじ)
労働は、にぶい高揚感とともに反復を繰り返し、静かに肉体を疲弊させていく。共に歩くハイヒールは女と一心同体で、大地を削るようにしながら、その身を摩耗する。肉体が市場に上り、空洞に近づく中、突如訪れる激震。歩くのをやめられない女がハイヒールと心中し、体を取り戻す過程を描こうとした。

第2回架空実験室は、2021年5月開催を予定しています。
作品を応募される方は、下記リンクをご参照ください。
https://deracinefilm.tumblr.com