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長編小説の書き方の考え方①
きっかけ
趣味として二次創作小説を書いております。ある日、Xでつながった相互フォロワーさんが長編小説を書きたいとnoteを書いてみたいと投稿しておりまして、それに触発されました。「私もたまには何か小説に関することをまとめてみたい!」と思いまして、今回、私の長編小説の書き方に対する考え方を整理してみました。
アウトプットが苦手なので読みにくい部分があるかもしれませんが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
長編小説とは何か?
私が考える長編小説とは約7万字以上で時系列に話が進む小説のこととします。
短編をまとめたものでもその文量に達することはできますが、時系列に沿って進むという点が重要と考えています。これを踏まえて長編小説を2つのタイプに分類します。
・タイプ1:ある課題や目的を達成するお話
(1〜2時間程度の映画のような構成)
・タイプ2:基本は単話区切りだけど、時系列に沿って話が進む
(例: 長期シリーズアニメのような構成)
ちなみに私は両方書いたことがありますが、断然タイプ1の方が好きです。理由はストーリー展開の山や谷がタイプ2と比べて大きいからです。
タイプ2はストーリー展開の山や谷の振れ幅が小さくなってしまいますが、書き進めるのはこちらの方が楽です。
ちなみに作品の評判はタイプ2の方が良いです。基本的にタイプ2の方は短編に近い形式でカップリング(以下、カプ)の話を中心に書くことになることが多いので、読者が期待に応えやすいのだと思います。一方でタイプ1は話の流れ上、カプの話どころかカプすら出てこない話もあり、そう言った点が読者から敬遠されるポイントになるのかなと思います(実力不足は耳を塞ぎます)。
そうだとしても私はタイプ1の話を書きたいのです。
なぜ長編を書くのか、書きたいのか?
私は大学時代にラノベを多く読んでいました。その経験から「小説=長編」という認識が根付いています。特に、『友情、努力、勝利』といった熱い王道展開であったり、先の展開を期待するストーリーのわくわく感が大好きです。
例えば主人公が勝つとわかっていても、『どうやって勝つのか』を楽しみにして、『早く次が読みたい!』、『ここからどうやって勝つの!?』というようにページをめくる感覚を楽しみながら読んでおりました。今の自分の作風の礎ですね。
実際今も長編をpixivで投稿しているのですが、各話ごとの終わりは「えぇ……?」とか「はぁ……?」みたいに終わるときが多いです。この後どうなるの!?とか思わせたいんです。
そして、こういうわくわくどきどき感というのは短編では表現しきれないので、長編にならざるを得ないということもあります。(実力不足とも言えなくもないですけど)
そして、長編小説を書きたい理由のもう一つはその世界感をもっと感じたいからです。長編小説を書くきっかけになるのは、原作の終わりになることが多いです。原作が終わって、いわゆるロスと言われる心に空いた穴を埋めるために、自分で書き始めることがよくあります。原作が大好きだからこそ、その世界をもっと楽しみたいので、自分で書いてやる!そんな意気込みです。短編ではその世界に没頭できないんですよねぇ……。
ちなみに、過去には3つほど長編を書き終えていて、現在進行中が2つ。合計5つ長編を書いてますが、1つを除いて原作が終わった後の話を書いています。一方で、原作が終わる前に書くのは自分の中では珍しかったりします。
……そもそも二次創作で長編を書こうとする時点で珍しい方なのですが。
長編のお題の考え方
私は二次創作をメインにしているため、オリジナル作品ではなく原作の続きやカプの話を題材にすることが多いです。原作への愛や「もっとこの世界観を楽しみたい」という思いが、書き始めるきっかけになります。
そうなると話のメインターゲットはカプの話……というわけではなく、カプの話はサブターゲットにして、メインの目的の話はカプとは別の話にします。この構成にすることで、ストーリーに深みを持たせながら、読み手が楽しみやすいカプの要素を自然に絡められます。
……というか、カプの話だけで10万字書けるほど恋愛の知識も経験もないのでね。書きやすいように書くのが大事です。
とは言え普通のラブコメとか恋愛物の話って、大体こんな感じで進んでいくので目新しいことは何も書いてないと思いますが。
参考までに以下に過去、現在の長編のターゲットとサブターゲットの話をまとめておきます。……サブターゲットの書き方が雑ですが、あまり気にしないでください。
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ちなみに2つ目のメインターゲットが"なし"になっているのはタイプ2の書き方の特徴かなと思います。もともと長編のつもりはなかったのですが、結果的に長編になったものになります。
おわり
今回は、私の長編小説に対する考え方をまとめてみました。長編小説をタイプ1とタイプ2に分類し、それぞれの特徴や書き方の違いについて触れました。
この記事では考え方に留まりましたが、次回は実際に長編を書く方法について詳しく書いてみたいと思います。タイプ1とタイプ2では物語構成や進め方が大きく異なるため、実例を交えながら説明できればと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。それではまた。