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雑記1163「はきゅ~ん😍」

今日は短めで。
オレ的には超発見しちゃった話。


エッジボイス(平井堅なんかがよくやる単語の出だしの「あ゙」みたいな声)、ウィスパーボイス(手嶌葵とか)、ハスキーボイス(もんたよしのりとか)、などの声は、聞いてるだけでウッとくる。ゲロじゃないで。
もう無条件に「あぁ、いぃ~」って思っちゃう。で、それがなんで良いと思っちゃうのか、わかった。これスンゲー発見だでマジで。

オッチャンね、いま挙げた3つの声、共通項があることに気づきました。
「奏でるということにとって不利な状態」であると。

だってどう考えたってですよ、制御が完全な状態の声ではないし(もちろんどれも狙ってできるんだが)、発声のエネルギーを音波に変えたい、音を遠くまで届けたい(仲間相手や求愛など)っていう、原始的な目的である「伝えたい」から考えたら明らかに不利な状態の声ですわな。吐息のほうに使われちゃったりしてるし。

で、オッチャンまた気づきました。この不利な状態ってのは、
「弱っている状態」に他ならないのだと。
その補説になりそうなのが、以前どっかで仕入れたバビルサやフラミンゴの話だった。

「死を見つめる獣」とも称されるバビルサは、自分の下側のキバが上あごを貫通して、そのまま丸まって伸びると額に近づいてくる。運悪くこのキバが額に刺さって死ぬ個体もいるらしい。そんなアホな。

フラミンゴのカラダのピンクは、甲殻類や藻など、食べたエサによるものだけど、あの赤い色素は微妙に毒性も持ってるらしい。

で、ですよ。キバの長いバビルサと、より赤いフラミンゴの共通点が「モテる」ってことなんだな。ヤベーヤツはモテるんだ。

どーよこれ。つながってきたでしょ。
つまり、不利な声でもなお歌ってるってのは、
「弱ってるのに生のほうを向いている」ってことなんだよ。
だから聞く人は「はきゅ~ん😍」なる。

ゴッホとか、賢治とか、寛平ちゃんとか、ヴィクトール・フランクルとか、酒井美穂子さんとかをオレが愛してやまないのは、思えばみんな、「必死」ってことなんだと思うんだよね。
いま挙げた中で誰ひとり、ウマいこと人生をやりおおせたなんて人はいない。生きて生きて生き抜いた人。どうにもこうにも不器用だった人。きっと人並み以上に生きづらかった人。
そういう人にどうしようもなくオレは惹かれるんだなぁと思った。


昔は自分の声、死ぬほど嫌いだったけど(録音したのなんか特にねぇ)、いまは歌ってる時の自分の声に、たまに「ウッ」となる。
もちろん上の人たちほど、まっっったく苦労も苦悩もしてないんだけど、自分の声でそう思えるって、これドえげつない福音だなと思う。

めでたいし、ありがたい。





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仲大輔
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