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『おつむひらけば』Vol.5「自分の居る場所」
さてさて、オレ的大好評の、10年前に書いてたブログの使い回しコーナー。過去の全noteの中で一番短い回であり、使い回しもこれで最後。
タイトルにある「おつむひらけば」は当時のサイト名になります。
「自分の居る場所」
自分ほど不幸な人間はいないと思う人がいたら、ちょっと試してみてほしいことがある。
2枚の絵を空想で描いてほしい。
1つは天国の絵。
今までに見聞きした空想の世界の集大成を作ってみてほしい。
どんな食べ物もあり、好きな人には思いが通じて、なんだってできる。
ついでに景色はサイコー。
1つは地獄の絵。
針山から血の池から灼熱から、考えうる限りの苦痛を取りそろえてほしい。
常に飢餓状態にあり、誰も信じられず、死ぬことさえできない。
目を覆いたくなる景観。
この2つの絵を距離を離して並べてみた時、今あなたが居る世界はどちらに近いだろうか。
この言語で書かれたこの文を読めている人は、間違いなく天国側にいる。
今あなたが居る世界と、その2つの絵のちょうど真ん中辺りにあたる地点までの距離が、あなたが見過ごしている幸福の量だ。
それでもまだあなたは不幸だろうか?
親バカ… ならぬ、未来の自分バカだが、いいこと言うなぁ~と思ってしまった。
悲しみの底にいる時には、凡人でもなかなかの真理に辿り着けるのかもしれない。すぐ離れるけど。
しかし、なんとも幼い言い回しで可愛らしいじゃないか。
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