ホン雑記 Vol.727「空即是色」
あぁ、最悪や。
3カ月ぐらい前になりはじめた酷い腰痛が最近ほぼ完治しかけてたのに、昨日シャワー浴びるのにあの低いイスに座って立ち上がったら「アレ?」。
で、今朝起きたらさらに悪化していた。せっかく続いた散歩&懸垂&拳鍛錬が止まってしまった。およよ。こんなに悲しいことはない。
ウソ。やっぱそんなに悲しんでなかった。オレはそもそも陰キャだと思うんだけど、魂の部分では結構な陽キャなんだと思う。
「むぷぷ。これでサボれるぜ」とか「本読めってことだなこれは」とか「鍵盤練習に専念しなさいってことだな」とか「頑張りすぎたんじゃない?(まったく頑張ってないんだが)」なんて考えがすぐに浮かぶ。これはきっと頭が小学生ぐらいなお陰だと思うのだ。
いまでも覚えてるけど、小6の時に風邪をひいたかなんかで学校休んで家で寝てたらオカンが大長編ドラえもんの原作がまるまる載った雑誌を買って来てくれた。
あぁ、あった。これこれ。
あったって家にじゃないよ。ネットで拾ってきたヤツ。
懐かしいなぁ~。そうそう、プロゴルファー猿も載ってた。たしか「旗つつみ」を封じられて(旗に穴開けられてた)「ポール折り」を編み出した時の猿だったような。どーでもええな。
この時のお宝感ったらハンパなかったね。子供の頃には鬱陶しかった風邪がプラスの…どころか、グレートなイベントにエボリューションするんだから。ルー大柴?
この映画原作とはまったく関係なくたまたまドラえもんの話だが、のび太がもっと幼い頃、一緒に散歩してたおばあちゃんはのび太が転んだ時「何ひろった?」とぐずりかけた孫にいつも問いかけた。
するとのび太は反射的に泣きかけるのをやめて、何か落ちてるのかとあたりを見回すんだけど、それがいまの僕を作ってるのかもしれない、といったエピソードがある。
あぁ、ええ話や。ま、オレにとっちゃそんなようなものがあの原作雑誌だったのかもしれない。そこまで言うにはちょっと盛ってるかもしれんし、逆に忘れてるエピソードのいくつかがあるのかもしれん。
いずれにしても、最も肉体的ダメージを受けた重症膵炎、最も精神的ダメージを受けたオトンの自死で、「自分は幸せ者だなぁ」と思える頭がついてたのは僥倖としか言いようがない。オレは別に何もしてないんでね。
教育ってホントにだいじだなぁ。
p.s.
「何ひろった?」のエピソード、まったく違う人の話だったかもしれない。相田みつをとか。
「いや、ドラえもんで合ってるよ」とお分かりのかたはコメントで教えてくださいm(_ _)m
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