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ホン雑記 Vol.530「クラムボン再び」

昨日初めて「あれ、室外機でもイカれた?」なんてことを思った。でもまぁ、いつもの冷風も出てるし。と思ったら、やっぱ普通に暑いのだと今、知った。もう普通じゃないんだけど。


いやしかし、人間ってのは不思議だねぇ。
このぐらいの暑さだと、サウナの中では全然ぬるい。このぐらいの暑さでも、ピーカン照りの日焼け中でも眠ければ眠たくなる。そりゃそうか。寝たらアウトなので寝ないけどさ。

なのに夜家で寝る時は、ちょっとでもジメっとしたらもう寝苦しい。夏はマッパ寝なんで衣類がビチョるとかもない。まぁ、下がビチョるのは気になるけど。

自分の部屋にエアコンはない。リビングにひとつあって、そいつを強めに掛けて、扇風機2台で自分の部屋になんとか冷風を送る。その間だいぶ冷気も逃げてるだろうから、ダクトでも這わせようかなとか思うんだけど、そんなんするならリビングで寝たほうがいいか。いやでもなー、落ち着かないんだよなー。やったことないけどさ。

あぁ、やっぱ暑さの話題はダメだね。持たんし、何より書いてて面白くない。なら読ますなよ。すいません。


昨日はまた、ドラえもんの大長編Vol.4「のび太の海底鬼岩城」を買って読んだ。読んだ記憶はあるけど、内容の記憶はほぼほぼないので、そういうのが一番楽しい。
結局ホントにほぼほぼ知らなかった。でもやっぱいい。昭和58年に書かれた作品の背景が、のびやかさが、なんとなく感じ取れるからだろうか。

以前、松ちゃんが出てた特別番組で、いろんな変わった技術を紹介するっていうのがあった。
それで漫画を読む時に声を出して、心拍数と表情がちゃんと合わないとページをめくれないというシステムが紹介されていた。

それを思いだして、さすがに迫真の演技はしなかったけど、心の中でキャラクターのセリフを言いながら、アニメにした時のカメラ割りまで想像してみたら、結構これが深入りできる。
記憶にも残りやすいし没入感も増すんで、これはおススメだ。同じ金額出すならやっぱり入り込めたほうが楽しいしな。途中で忘れて普通に読んでたけどさ。やっぱ全力入魂だと疲れるわ。全力っつっても頭の中だけの話なんだけど。

で、思ったんだけど、小学校の時の国語の授業で習った物語ってやたら世界観あったよなぁ、ってことなんだよね。
数ページに1枚ぐらいの絵はあったと思うんだけど、なんかそれ以上に世界観覚えてる。宮沢賢治の『やまなし』の「クラムボン」とか、その周りの青い世界とかを覚えてる。気がする。

やっぱ色々イメージしながら読んでたんだろうなぁ。それは生きていくのに足りない実力を補うかのように、勝手に、全力で、想像してみたんだろうね。わかんないことだらけだから。

だけど絵描きなんかは、子供の頃の絵を描きたがる。最初聞いた時カッコつけかと思ってたけど、今では良くわかる。自分も多少の音楽をかじってるんで。
自分のてらいが邪魔に思えてくるんだよね。「これじゃわかりにくすぎるかな?」と、カッコつけじゃなくホスピタリティから、聴き手のことを思って書いたつもりの歌詞だとしても、創作の純度が下がる気がするんだな。

たぶんホントのところはそんなことないはず、なんだけどな(至高の商い、至高の技術、至高の芸術は上でひとつに繋がってると思ってる人なので)。



さてさて、いろんなキャラクターを描いていかなきゃならんな。
あれ。音楽どこ行ったよ。




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