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ホン雑記927「しょうもない予想とイラ立ちとそれから…」
かれこれ15年ほど前からワシは予言しておった。
人の淋しさにつけ込む商売が流行るだろうと。
ここ3年ほど思っていたことがあった。
懐かしさの感情をくすぐる商売が流行るだろうと。
思いついた時は「しめしめ」と思っていたもんだ。これからの時代、間違いない、と。気質はまるで商売人じゃないくせに、脳内ではそんなことばかり考えてた。まぁ、イヤなヤツだわ。
最初のはネットをやってたら気づく人もいただろうし、懐かしさのほうも自分が超ノスタルジャーなんでそこは思った。ちょうどそのあたりから家の周りや施設の写真を撮ろうと思いはじめたのもある。
「なくなる」ということを異常に恐れるオレだからたまたま気づいたってのもある。
で、ここ最近、見事に昭和懐古の特番バラエティが増えてきた。ワテら団塊ジュニア世代の層が厚いってのもあって当然っちゃ当然だった。これも食べ物(笑)、動物(笑)、衝撃映像(笑)あたりと同じく、ワシら世代がどっさりと死ぬまで続くんだろう。いちいち(笑)つけるなよ人様がムカつくだろ。
ま、ようは嫉妬してるのであーる。
最初は、ほれ見ろほーれ見ろ、なんて誰に言うでもなく思ってたんだけど、そのうち自分の思い描くビジネスをやろうとも思えない行動力の鬼無さに、イライライライラしてくるのであーる。
(オレだってわかってたのにぃ~!)
っていう、クソダサいイラ立ちだ。これを言ったら人間終わりだと思ってる。それをオレはいまこんなところで必死の形相で書いている。
キンコン西野が言ってたけど、アイデアなんか誰でも出せる。腐るほど出てる。それを形にしてナンボやでーって。
オレには残念ながら、抜け目の無さが鬼無いんだろう。なんだその日本語は。
で、抜け目ってなんだよって思って調べてみたら、文字通り抜けた部分であり、要するにマヌケ、トンマである、って「日経クロステック」ってサイトがゆってたてめーゆるさねー。
あぁ、違う角度から見たらなんて情けないんだ。
要は「抜け目ない」の中にはずる賢い、自分の利益になるところにだけは敏感、って意味もあるわけだけど、んでそれ見て「そうだそうだー!」って思っちゃうわけさ。それってさ、お金の勉強してた時にさんざん払拭したはずの「お金は汚いもの」っていうスタンスと同じ思考の源泉なんだよねぇ。
しょうもねーヤツがいるもんだなぁ、自分の中には。ふはぁ。
お金は楽して手に入らないモノっていう思い込みはまっこと、スピリチュアルを感じさせるほどに叶ってしまっている。
これ、お金なんか湯水のように出てくるじゃん、ってマジで思ってる人はマジでそういう人生らしいのよねぇ。どっかで書き換えられる日が来るんかねぇ。
ただ、有り難いことに愛に対しては、オレは湯水説メチャクチャ当てはまってる。オレのツレなんか、モテるクセにずーーーっと愛に彷徨してる。めっちゃ似た者同士なんだけど、そこだけ違うんだ。アイツはずーーーーーっと愛にさまよってる。アカン、ちょっとワロてもた。
それに対してオレは、よくこんな神みたいな崇高な魂の持ち主がオレの嫁をやってくれてるなぁと思うほど分不相応な相手が遊んでくれている。
あ、あれ? 最初嫉妬の話だったのに、実に自然な流れでノロケているぞ?
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【今日の過去詩リーズ】
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