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ホン雑記 Vol.465「役立つかどうかは自分次第」

昨日の記事に書いたパズルを作る病気が止まらない。
ご覧の通り、まったく面白いもんではない。慣れた人なら数分で解けるような問題だ。


昨日は6時間ぐらい掛けてこんなものを2問だけ作った。
いやいや、わかっている。これは相当にくだらない記事だと。こんなパズルを作るのにこんな時間が掛かって、しかも軽く没頭してることの意味がわからない。けん玉の「もしかめ」を延々やっているようなもので、見てる人にしたらなんのこっちゃわからんと思う。いや、自分でもなんのこっちゃわからん。

もうこうしてる今も、早くペイントブラシで問題を作りたい。なんなんだこれは、こんな特徴がオレにあったのか。


これ、思えばプログラミングする時の脳と同じような領域を使ってる気がする。ただの数字の組み合わせにしか過ぎないんだけど、微妙にやり方が早くなって、微妙に成長するせいで「こうやったらどうなるんだろう」が止まらんくなってまう。
自分は自分の経験しかできないんでこれは勘だが、こんなことにこんなに時間を費やす異常な神経の持ち主は少ないように思われる。強迫神経症チックな部分も手伝っている気がする。

やり方が早くなると書いたけど、実際に計算スピードが速くなるわけじゃない。近道のパターンを見つけてそれで早くなる感じだ。こんなくだらない数字遊びになぜかいくつものパターン化があることに驚きもするし、イラつきもする。いつまでこんなことをさせるねん。


たとえば、ほとんどの人は「8たす5は?」を見た瞬間に「13」と答えが出ていると思うけど、これがパターン化だ。いちいち計算をしているわけではない。九九と同じ要領で、もう見た瞬間に答えが出るように設定してあるわけだ。

ついでにちゃんと計算をすると、

10-8=2
5-2=3
10+3=13

ということをやっている。
計算すると繰り上がっちゃうんで十の位の箱に「8」を入れて、まだ余分に入る量の「2」を求める。
新たに持ってきた「5」からは、まだ前の箱に「2」だけ入る。
「5」から「2」だけ前の箱に入れたので、「3」があまっている。
それを満タンになっている「10」まで入る箱と足して「13」。
ってな感じだ。

というようなことが、パズルを作ってると何回かおこなわれている。近道探しというかね。


このパズルを考案した宮本哲也先生の営む宮本算数教室では、なーんにも教えない。問題を出して〇か×しか言ってくれないという。
そこの卒業生の8割が難関中に受かってるらしいけど、「勉強しなさい」が害悪でしかない良い証左になってるよなぁ。



たまにオレみたいな、言われないとそのままずっと勉強しないヤツも生まれるんで難しいとこだね。
(だから大人になって学ぶのが好きなのかも。どこかで役立つかなぁ)




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