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雑記1129「っていうこれも無駄だな」

昨日は普通に雑記書くの忘れてた。
メンドくさくて言い訳してやめ~、ってのは何度かあるけど、普通に忘れてたって初めてかも。初めてじゃないかも。どっちでもいいかも。


フランス嫌いに拍車がかかりそうだ。

沈没船のエスニックジョークに見られる傾向的には、オレはフランス人のそれに一番近いんだが(「飛び込まないでください」って言われると飛び込む)それでもフランス人が、もちろん全体ではないけどその傾向の強い人が嫌いだ。
そもそもなんもねー凡夫が、パリジャンパリジェンヌってだけで誇りらしきものを持ってるっぽいなんてことを聞くと辟易する。
パリがすごいんであってオマエはまったくすごくねーだろ。パリの何がすごいかもよくわからんのだけどさ。

で、今回の五輪さ。
いやそもそもビックリするぐらい騒がれてなかった五輪なんだけど(いやそもそもオレがそれに騒がないタイプなんで世間がどのぐらい騒いでないのかは知る由もないんだが。嫁に聞いてみても「あまり盛り上がってないんじゃない?」ってことだったんで、やっぱそうなのかと思った次第であーる)、開幕閉幕のショボさ(トムさん以外。つーかあんまり見てないんだが)と、ルールやら設定やらジャッジがあまりにもウンコお粗末…いうなれば、「ウンコソマツ」なもんでして(なんだよそれ)、こういうことが自国の誇りを地に落とすってことに気づかんほどに、手製のプライド以外なーーーんもない国なんだろか、と思った。

で、さっきクライミングの森さんが低身長でスタートさえ出来なかったっての知ってクッソ辟易した。
それって、ひとり試合会場に連れてってもらえてないのといったい何が違うのか。
でも、そういうことに20代の頃ならゆだってたと思うけど、最近はブチ切れても鎮火が早くなってきた。「お前もか」だよね。ブルータス状態だよね。


もちろんこれに辟易してるフランス人も多いと信じるけど、なんていうかホントに五輪の価値を今回はハッキリと失墜させたなーって思ったな。数十年前に紅白に対して感じた寂しさに似たものを感じた。「あぁ、もうこの場は花形じゃないんだな」っていう。

オレが最も敬愛する作家のドリアン助川さんが「家にテレビない」って最近言ってて、初めて本気で「あぁ、そうだよなぁ」って思ったわ。

冷・静・に・考・え・た・ら・人・が・運・動・し・て・る・と・こ・見・る・必・要・あ・る・?

って。

さーっと脳内をそよ風が通り過ぎた。
格闘技以外、まっっったく人の運動やってるとこを見ないオレが、改めてもう一段階そう思った。「これ、なんの時間?」って。「自分の命の時間を削ってまでよー」って。


『修羅の門』で陸奥九十九が言ってたわ。
「勇気なんて人から与えてもらうもんじゃない」って。オレも半分はその逆の傾向が強いから、逆によく覚えてる。逆逆うるせーけど。

自分を見てもよそを見ても、「頑張ってる人を見て勇気づけられて、その勇気がずっと続いてる人」、見たことないんだよねぇ。
もちろん「やる人」に感化されて、自分が「やる人」になった場合は別よ。それはもう自分のもんだわ。

でもねー、見てるだけじゃねー。やっぱダメだねー。
これを頭脳版で言うと「わかったつもり」と同じなんだろうけど、「感動してるつもり」でしかないんだねー。自分が動くとこまではねー。感じてもいないことになるねー。

自分のためになるなら、人がなんかしてるの見てるだけよりも、つらくても鍵盤練習に時間を使おうという鼓舞のために厳しめに書いております。自分に言っておるわけです、はい。

勇気づけられる人は全然見てたらいいと思うよぉお~。




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仲大輔
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