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雑記1120「可愛げと厳しげ」
やす子が24時間テレビのランナーになったねー。
このご時勢最適役なんじゃないかと思ったわさ。
前に当時のツイッターで、
「やす子見だしてから『はいー』がうつった。ことあるごとに言っちゃうわ」
ってつぶやいたら、本人がいいねしてくれて好感度がさらに爆上がりした経験による贔屓目はまったくゼロだが、おとといテレビでの発言を聞いてたら時代が遣わした女神なんじゃねーの? と思いかけた。
あぁ、贔屓目はゼロだ。自分で言うんだから間違いない。
いそうでいなかったキャラ…キャラってのもなんかイヤだな、人間だなーと思った。
なんて言うんだろ、現時点での鶴瓶師匠みたいなスタンスを感じたんだよね。
まわりの人間にイジらせたりナメさせたり可愛がらせたりしてあげながらも、実は結構人が言いにくいこと、言わなきゃいけないことを言うことができる立ち位置っていうか。
だいたい群衆性の低い人はやんちゃっぽかったりとがったり(群衆性が低いんだから重複だな)してる人が多くて、そういう人が意見番になったりすることがほとんどだ。
永ちゃんとか、たけしとか、松ちゃんとか、長渕とか、最近おまかせしにくいアッコとかさ。
群衆がひと目見ただけでわーっと寄って行きたくなるようなタイプじゃない人間のほうが、つまり近寄りがたいタイプであるほうが、たいていの場合は群衆を導く(この不可視の力を『群衆心理』のルボンは「威厳」と言っている)。
が、イジられキャラなのにここに行ける人って鶴瓶ぐらいしか思いつかんのよね。それは長年業界にいるからこそのバランスなんだと思う。
これに一番近そうなのは親か。ナメもしつつ敵わんとも思ってるというか。
なのにやす子はもうそれに近いモノを持ってるような感ある。ルックス的にもそのスタンスには絶妙な利点…利点ってのもなんかイヤだな、まぁ、とにかく絶妙だよね。
これは完全な推測だけど、スクールカースト的なものがあったとして、その上位ではなさそうな鶴瓶ちゃんとかやす子ちゃんが、なぜ威厳を備えはじめたのかっていうと(オレにそう映るだけかもしれんが)、それって「本当のことを言う」ってのがデカいんじゃないかと思う。
それは人当りがよさそうでも、頭悪そうでも、体力なくても、メンタル弱くても、お金がなくても、ステータスがなくても、「本当のことを場所を問わず言える人」のことを誰も心底でバカにすることはできないっていうすんばらしい証左だと思う。
って言うと「ビビリだと本当のことを誰相手にでも言えないんじゃ?」って声も出そうだけど、ビビリなのとウソがつけないのはまったく別のバロメーターなんだよ。
オレも相当ビビリだけど、だから大人しくしてるかってのとはまた別で、ビビってても言っちゃうんだよ。なんかそういう習性なんだろうね。多汗症とかと一緒で。合わせるとかおもねるとかが肉体的に無理なんだな。
ん、いま読み返したらこの記事結構イタいな。
何この誰も得しない自己紹介。
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