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【弾き語ってみた】「吾亦紅」

はいはいー。
今日はいつもの雑記を書くのがメンド…たまたま昨日お歌の録音だけしてアップしないなんてことになったもんですから、いつもの朝記事と兼ねさせてもらいますー✋


ということで、今日はちょびっとお歌の説明を。
あぁ、先に動画挟んどこ。


吾亦紅。「われもこう」と読みます。タイトル画の花の名前です。
名の由来は諸説あるようですが、そのまま「私もまた赤です」らしい。

昔々、人々が集って(神々説も有り)、
「茶色のような、こげ茶のような、紫のような、この花の名前はなんにするべか?」
と考えあぐねていたところ、どこからか声が聞こえてきたという。
「吾、亦、紅なり」
耳をすませば、どうやらその花がしゃべっているようだ。花自身が自分で言うんだから間違いないだろう。ではそのまま「私もまた赤です」にしよう…

ということでこの名が付いたという伝説があります。
それと多少かぶって、「我もこう」ありたい、という言葉遊びも掛かっているという説もあるようです。

このタイトルの意味を知ると、作詞者であるちあき哲也氏の思いがまた一層沁みます。
母親を歌ったこの曲に「あなたのようになりたい」という意味が込められているんですねぇ。

花言葉には「感謝」「愛慕」、そして「移ろい」などがあるようです。
いまはもう亡き母、「昔みたいに灯りがともる」「来月で離婚する」「白髪が混じり始める」といった、時の移り変わりも言い表してるこのタイトルはあまりに秀逸すぎです。勉強んなりまっす。


吾亦紅
詞:ちあき哲也
曲:杉本眞人


マッチを擦れば おろしが吹いて
線香がやけに つき難い
さらさら揺れる 吾亦紅
ふと あなたの 吐息のようで…
盆の休みに 帰れなかった
俺の杜撰さ 嘆いているか
あなたに あなたに 謝りたくて
仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて
山裾の秋 ひとり逢いに来た
ただ あなたに 謝りたくて

小さな町に 嫁いで生きて
ここしか知らない人だった…
それでも母を 生き切った
俺、あなたが 羨ましいよ…
今はいとこが 住んでる家に
昔みたいに 灯りがともる
あなたは あなたは 家族も遠く
気強く寂しさを 堪えた
あなたの あなたの 見せない疵が
身に沁みて行く やっと手が届く
ばか野郎と なじってくれよ

親のことなど 気遣う暇に
後で恥じない 自分を生きろ
あなたの あなたの 形見の言葉
守れた試しさえ ないけど
あなたに あなたに 戚張ってみたい
来月で俺 離婚するんだよ
そう、はじめて 自分を生きる

あなたに あなたに 見ていて欲しい
髪に白髪が 混じり始めても
俺、死ぬまで あなたの子供…




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仲大輔
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