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ホン雑記 Vol.29「20年前の同じ場所」

生きながらにして切なさと過去フェチの神になった男が来ましたよ。


ノスタルジーについて書かれた文献があまりにも少ないので、うすっぺらーいオモチャみたいな本でもその手のヤツは2000円ぐらいはする、ってことを知ってはいるぐらいにはノスタルジーフェチだ。

写真家になる一番の条件は、誰よりもこの瞬間を留めたい人間がなるべきだと勝手に決めつけているが、そういう意味ではオレだろう。
でもそんなに興味ないしメンドくさいんでこれどーにもならん。

プペル展(略)を名古屋の栄に見に行ったついでに、15分ぐらい歩いて南下して大須に… いや、大須という愛知トップの電気街に寄ってみた。
読むのが愛知の人だけどは限らんで、細かく言っといた。

大須は何を隠そう、いや隠してはいないんだけど、オレがハタチの頃に勤めていた街だ。
パソコンショップの「GOODWILL」という店で、今は「パソコン工房」という店名の横にサブタイトルのようにちょろっとついてるだけの名称になってしまっている。

給料と就業時間が割に合わなすぎて4年ほどで辞めてしまうが、それからこの20年の間に5回ほどしか足を運んでいない。

で、運んでは泣き、運んでは泣きしていた。って言っても5回ほどなんだけど。
まぁ、そのぐらいノスタルジャー(ノスタルジーをする人)ってわけ。

今回、辞めてから初めて写真を撮ってみた。全然撮らんやん。
ノスタルジャーの名折れやん。


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あらら。ツクモってあの九十九電機だわな。
ここは大須では有名な複合施設「メガタウン」の一角で、20年前には「GOODWILL2号店」だったところだ。
ちなみに、オレの入社3年後に入って来た新人女子社員(のちの嫁)を初めてこの眼(ナマコではない)に映したのがこの場所である。
そうかー、ライバルのツクモに取られてしもたのか。まぁ、これ以上からあげ屋が増えるよりはいいか。
大須は電気街というよりはからあげ街になってきているしな。まぁ、からあげ街でもいいんだけどね。


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第1アメ横の雑多さは今も健在。ドンキの3倍ぐらい雑多。
これも複合施設で、畳三帖ほどの店もあったりして、レジスターがあって店員がいないとか普通。古き良き感じはある。
そしてまたツクモ進出。


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万松寺の変わりように驚いた。儲かってんだなぁ。
霊験なさそうな(怒られるで)デジタリックな納骨堂の水晶殿が当たったんかな。いやぁ、よぅ思いつきはりましたなぁ。

ちなみに、現万松寺住職の大藤さん。実は昔GOODWILLのNo.2も兼任していた。当時は副住職で名前も伊藤さんだったけど。
なので一時GOODWILLの朝礼を1枚目の「謹賀新年」の後ろに見えるビル(信長からくりが出てくる)の中でやってる時期もあった。

ついでにこの龍。札幌の時計台の真逆で、ビックリするぐらい上から襲いかかって来る感じが出てた。写真に収めると不思議なほどスケールダウンするんでもう1回シャッターを切ってみるのだが、当然同じものが撮れた。


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そしてそして、オレが4年間通っていた「GOODWILL3号店」の跡地がこれ。ここは来るたんびに泣く。
あ、ウソだ。今回泣かんかった。ちょっと強くなったのかもしれん。
ふふん。

ここもまた違うパソコンショップになっているんだなぁ。
で、20年前の同じ場所がこれ。

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ゲームソフト店だったんで、メーカーさんが賑やかしにイベントを打ってくれた時のものだ。

カメラマンはオレ。
レジカウンター内では、今より人半分ほど痩せていた頃の嫁が笑っている。
この時はまだ片思いだったろうか。
ある意味今も片思いか。


それにしても、カメラを考案してくれた人に心から感謝するばかりだ。



あの頃のみんな…… 元気してる?




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仲大輔
サポート大歓迎です! そりゃそうか!😆 頂いた暁には、自分の音楽か『しもぶくりん』への「やる気スポンサー」としてなるべく(なるべく?)覚えておきます✋ 具体的には嫁のさらなるぜい肉に変わります。