ホン雑記 Vol.759「あの頃へ」
『まつもtoなかい』を観たんだけど…
あ、そうそう。手放しで「良かった~」ってな人はここでお引き取りを。不快になること請け合いだで~。
いうても、まぁ、適当に笑いながら適当に最後まで観たんだけどね。なんかいままでにない感情になった。
たとえば「60点の番組だったー」とかあるじゃない。面白さの自己評価っていうかさ。それは100点のメーターの中で60点分まで面白さで埋まったってことだと思うんだよ。
でも『まつもtoなかい』を観た時に、ま、仮に70点だったとしてよ、100点の高評価と30点分の低評価がない交ぜになってるような感情になったんだよね。
ほら、たまに蛇口? カラン? が短いのかなんなのか知らんけど、ひとつの口から温水と冷水が交じり合わずに出て来てイライラすることあるじゃない。「あつっ、つめたっ」みたいな。ホースのシャワーだとお湯が出てくるまでの道のりが長いからそんなことはないだろけど。
松ちゃんと中居のレギュラーってだけでも十分すごいし、ゲストが香取慎吾ってだけでもさらに十二分に「おぉ、テレビの醍醐味だなぁ」なんて久々に思ったわけだけど、こっからディスるけど、3人がスーツ着てよ? なんとなく鳴り物入りでよ? 30分掛けてよ? たどり着いたのがその程度の話? ってことは思っちまったよね。
これは3人の話がつまらないってことじゃなくて…あぁ、いや、やっぱそういうことかもしれん。
つまりね、中居クンが死にかけてね、いろいろごにゃごにゃあっただろうブランクを破って慎吾が連絡を入れたって話なんだけど、いや、全然いい話なんだけどね、それって引っ張って引っ張って値打ちコクようなたいした話か? って思っちまうわけ。巷間では「おーっ」なんてことになったんかもしれんけど。
この温度差はオレが子供のままであるせいかも、とあとになって思った。
子供の頃は取っ組み合いのケンカしても先生が割って入ってきて(当たり前だが)、思ってもいないのに互いに「ごめんね。いーよ。ごめんね」なんて言わされて握手までさせられたと思うんだよ。
で、オレがあまり成長してないのか知らんけど、オレの築いてる人間関係で本音を言い合わない(相手はしらんが)関係は皆無で、だからこそ狭く深い。逆にそれ以外の人間関係は維持できない。
ということで、いやいや、死にかけないと連絡もできないほど「オトナ」になっちまってるの? たいして成長してないと思うよ? と思うわけ。これは元スマのふたりに対してのディスりじゃなくて、人間自体がそう成長しないと思いますよ? 何様? って思うんだよ。うん、ディスってんな十分。
子供のケンカと違って背負ってるものがデカいから動けないって? いやだから、それが思い込みなんだってばよ。
だから吉本でイザコザあった時に松ちゃんが「そんなもん乳首相撲で解決せーや」言うたんやと思うねん。オドレら何をエラそうにしとんねんと。ワテらガキの頃とたいして変わってないでと。
ということで、別に誰も嫌いじゃないんだけどね。なんかそのへんがヤキモキしたんだよね。オトナってたいへんだなと。
総じて人間が成長しきらないのは子供をナメすぎなんだと思う。
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