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雑記1205「またひとつ減った気がする」

Youtubeをほんげーっと見てたら、偉人伝の要約モノみたいな動画がおススメされてきて、ある人のやつを見て唸った。

初めて知った人なんだけど、天才数学者と呼ばれた岡潔(日本人やで)って人。
時間もねーんで、唸ったとこを載っけて終わるで。いつも時間ねーな最近。ってか、ねーのはやる気なんじゃねーの。


んでそれが、
「真の賢さとは情緒の研磨なしにありえない」
ってお言葉だ。
これまたうろ覚えなんで、そんなようなこと、ぐらいでよろしこ。

これはねー、超納得したねー。
しつこいぐらいここでも言ってる持論に、
「頭の良さとは、思考することが事実と同じである度合いの高さ」ってのがある。必要最低限のことだけ挙げた自負はあるんだけど、それが実際にどんな人なのか言語化しにくかった。そこはなんとなーくで分けてた(いちいち人の賢愚を分けて生きてるのかよ)。

そこんところにドンピシャで入って来た。そう、情緒だ。品ともちょっと違う(岡氏の言う「情緒」がオレのそれと…いやそれどころか、辞書通りかどうかもしらんが)。

そうかー、だからオレの嫌いな頭でっかちの著名なアイツらは、オレにはアホにしか見えんかったのかー。自分では賢いと思ってるだろう(本人に聞いたことはないが、頭悪いって人にはよく言ってるからさ~)ヤツらだけど。

また別の数学者はこう言ってた。
「数学の発見をするというのは、高い山の頂にある美しい花を取りに行くようなもの」だと。
情緒というか美的感受性というか調和感覚というか、そういうものがないと花を手に入れたいとも思わないし、登っていこうとも思わないし、咲いていても気づかない、と。

そうかー、だからかー。
どの世界でも、音楽畑でも科学畑でもそうだけど、どうもオレの感覚的に95%ぐらいのヤツはわかってなくね? って思わせるんだよ。これ、どの業界でも同じぐらいの比率なんじゃないか。
中村天風氏が「天風会の人間で俺の言ってることをわかってるヤツは見たところ1割ぐらいだな」って言ってたんで、ひょっとしたらおしなべてそんなもんかもしれん。

これは失礼な話なんだけど…いやホントは失礼とは思ってないわ、体裁つくろっちまった、その9割を「運び屋」だと思ってる。
情報とか物を動かすだけの人。だから上で言った嫌いなヤツらは、「おそらくはいまの時点で正しいと思われることを早く勢いよく伝達する人」ってだけの話なんだけど、どーにも世間はこれを切れ者と思っちゃう。ま、回転は遅くはないんだろうけどな。
ま、オレもそういうとこあるけどな。投資やってる時は特にそうだったわ。いま思えばアホなんだが、ウマいこといくと賢いと錯覚しちゃうのよねん。


ん。なんだろう。
この記事書いてからまたひとつアホになった気がする。
そうじゃなくなる気がして書きはじめたはずなのにな。





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仲大輔
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