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雑記1173「コントローラー持っとけや」

ウチのアパートの新たな隣人が夜中に脱衣所か風呂場でガタゴトしてやがるもんだから一睡もできん、って日が最近あった。


木造で、隣室の脱衣エリアの隣がオレの寝室にあたる。で、木造の風呂場ってのはどうやら天然のアンプみたいになってるらしく、向こうで聞いてるその場の音よりも、壁越しのこっちのほうが音デカいんじゃね? って思えるほどだ。壁はスピーカーの振動版にあたるわな。
って、さすがにこっちのが音デカいってことはないんだろうけど、そう思えるほどなんだ。

だいぶはしょって書くけど、オトンが寝れんことで自死こいちゃってるんで、寝れんことの恐怖ってのが人一倍強いんだわね。
で、お察しの通り、そういう人はすんごい寝たいわけで、お察しの通り、そういう願望はもっとも入眠を遠ざける。
ほんで手を変え品を変え「うーんうーん」とかわいそうに6時間ぐらいやってたんだ。

で、唸り中もその後も考えてたんだけど、この悲惨な状況の中に果実は本当にないのか? ほんとぉ~~~にぃ~~~? なんてね。しつこくやるわけ。思いつくまでやる。
これはオトン死んでからのクセみたいなもんで、ま~ぁ素晴らしいクセだわね。最近ヴィクトール・フランクルにハマってて余計に磨きがかかってきたぜよ。

つまり、「このことはどうやって未来で活かされるのか」って考え方だわね。それは、もうちょっと前は「考え方」だったんだけど、いまでは「感覚」に近い。要は必ずどっかで活かされるもんだと、ほぼほぼ思ってんだな。

んで、今回の強制徹夜で得たものはっていうと、
・寝れんでも全然死なへんやないかーい
・いつかバズっちゃって音楽で忙しくなる日が来るかもしれん。その時はもっと不自由に困憊してるはずだ。その時寝れないっていう悩み用のクッションなのだー
って発想なのよねん。

そしたらさ、隣のヤツぶち○○すぞって頭ん中で超絶リフレインしてたものが、逆にちょうどいい障壁をありがとうございます~ん、まで行くからねこれ。
で、これって決してオレが崇高なわけでも聡明なわけでも善良なわけでも強靭なわけでも柔軟なわけでも明朗なわけでも清廉なわけでもぜーんぜんなくって(ただの一度も言われたことはない)、ぜーんぜんなくってぇ~、運良くその時その時の分水嶺をたまたまハッピーサイドに、小さな思考たちが流れて行ってくれただけだって思う。ま~、ありがたや。

もちろんちっこい努力…までは行かんけど、助力ぐらいは自分にしてきた。あ、それだ、先言うてしもたけど、だからそれが「天は自ら助くる者を助く」だけだった気がする。そればっか想ってたなぁ。
もちろん、ほとんどはまわりの人間とか本とか、他者に助けられて来たんだけど、精神の主治医は自分やんか。その考えを採用するかどうかっていうさ。

ただの自慢厨になってきたんでええ加減にしとくわ。


ずっとゲームやってきたってのが意外とためになってるかもしれん。
それがどんな悲惨なストーリーでも、コントローラー放り投げない限りはまぁ詰まないって刷り込まれてたりして。





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仲大輔
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