ホン雑記 Vol.113「星空のディスタンス」
40歳を過ぎて、友人と星空を見上げながら星の話をしていた時、テンション上がりまくって少しだけジャンプして星を掴む動作をしてしまったことがある。
別に飲んでもいなかったんだが、そこまで子供じみた反応が出てしまって相当恥ずかしがった覚えがある。友人とふたりして、結構笑ってしまった。
オレは天然キャラがあまり得意じゃないんで、もしそんなことをしてるヤツを見かけたら軽く吐き気を催しただろう。何を天然ぶっとるねんと。
が、オレは天然キャラではない。それがあまりにも感極まって、ホントに掴めるような気がしてしまったのだ。ビックリだ。
そして、そのあとしばらくして、なんとも幸せな気分になった。
子供な自分の子供の部分を、いつもは責めるようにしか見れていないところがあるが、その時はまぁなんともハッピーちゃん。
もしオレが、視力以上になくしたくない能力は何かと問われたら、そんな部分なのかもしれない。
なんとなくだが、そんな部分が多い人は生きにくい気がする。他の人が躓かないところで、勝手に躓いていたりするのだろう。
でも、そんな生きにくい人間を生きやすくしてくれているのも、そんな部分なのだ。今ではもう、だいぶ生きやすい部類に入るんじゃないかと、なんとなく思う。長生きはするもんだ。
オレはそんな部分を便宜的に、想いを馳せる力と書いて「馳想力(ちそうりょく)」と呼んでいる。
子供の頃には誰もが持っている力。強ければ強いほど、現実の経験だったのか妄想だったのか、分からなくなる力。
そして、その力は強ければ強いほど、現実の経験に近づく。
ビデオショップ「GOKURAKU」はまだ見えるかなぁ。
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