ホン雑記 Vol.489「1位と2位の隔たり…と、いやどーでもええわ」
あらら、引くほどビットコインが下がってきたなー。ま、それでもガチホ(ガチでホールド)組には変わりないけど。
2年前ぐらいに仮想通貨買いはじめたりアルトをちょこちょこ動かしたりしてたんだけど、もう1年ぐらい前からほったらかしでガチホ組になった。
チャートを読むよりは世相や人心を読むほうがまだマシなタイプなので、勝ち側にまわった過去のいろんな商品・サービスのありかたを調べてみて、その時人々がどう動いたかを見ていくほうがオレには合ってる。
ゲーム機やビデオテープや自動車やPCの競争を調べて思い至ったのは「人は想像以上に不安がる」ということだった。
ある組織がその業界の先行者利益を取れる立場にいて、トップシェアの状態のまま世の中の1割の人が利用するぐらいにまでその業界が成長した場合、ほぼほぼその業界が廃れるまでトップのままで走り抜ける。
そういう意味で、Appleはかなりの例外と言える。自分も20年以上前にPCショップ店員だったけど、まさかMicrosoftを抜く日が来るとは夢にも思わなかった。クセのあるヤツしかMacなんか持ってなかったし、それこそゲーム機でのカセットビジョン派、ビデオならベータ派といったような立ち位置だったのだ。
そんな例外を除けば、トップの者はトップであり続ける。
かの三英傑も「源平」の名を欲しがり、名乗っている。
最近もここで書いたけど、今の音楽よりも50年前の音楽のほうが、50年前の音楽よりも500年前の音楽のほうが、1000年後に聴かれている可能性は高いだろう。先行者利益というのは人々が思う以上に強い。
オレは老舗やブランドやアイドルが嫌いだけど、それもむべなるかな、なのである。「とりあえずそれにしとくか」とみんなが思うものは実力関係なしに世にはびこり続ける。
そういう性質がある以上、「2位じゃダメなんですか?」はホントにお話にならないお話だってのがわかると思う。2位と3位の間には2位と3位分の差しかないけど、1位と2位の差はどえりゃぁことだでよ~。
ちょいとスピな話になるけど(個人的には真実だと思うんだけど)、「宇宙は一度現実化したことをまた現実化したがる」っていう自律性があると思っている。今すでにあるものをコピーしようとする力だ。で、どうもそれではよろしくないなぁとなった時に、やっとそこで、より良い方向にチェンジさせるという次善の性質が発動する(ビジネスのやりようとか裁判の判決もそんな感じになってるなぁ)。
この論に照らしてみると、結構当たってるんじゃないかと思わせられるんだけど、どーよこれ。どーよ言われてもな。「それではよろしくない」とか「より良い方向」ってのが何にとってなのかは、そんなこたぁ皆まで言わせるんじゃないよ。
ま、そんなことを信じてたりするので、コピーミスと言われる「ガン細胞」に対して「ホントにミスなのかな?」という思いはあったりする。そんな良くないことが、あちこちで、いとも簡単に起こったりするのかな? って。
人間から見て「ミス」って言ってるだけでね。
あ、話が大きくズレてしもてる。仮想通貨の話だった。
で、オレは1年前ぐらいから「ビットコインをイーサリアムが抜く日が来るんじゃね?」なんてよく言ってた。それは、イーサリアムの技術を見てのことなんだけどね。
でもねぇ、やっぱり「トップ永遠走り抜け論」はなかなか強いのかもしれん。
これは各年の仮想通貨ランキング(たぶん時価総額)である。
ランキング上位のXっぽいロゴがリップル、ひし形のロゴがイーサリアムだ。
1位のビットコイン以外はご覧のようにバラッバラ。2013年誕生のイーサリアムが2015にランクインしてから常に上位にいるんで、ビットコインに次いで手堅そうなのがわかる。
さて、ここまで書いておいて、オレが今日言いたかったことはまるで関係ない。
これこれこういうわけで、1位のビットコインがやっぱり強そうです。ということが言いたいんじゃないくて、いや、ホントは言いたかったんだけど、書いてるうちに変わって来た。
なんか「どーでもよくね?」って。
現時点でオレは仮想通貨に資産の7割ほど入れてると思うんだけど(あまり見てない)、これがゼロになってもなーんとも思わない人間でいたいなと。むしろオレはそんなオレを知りたい。
いや、これ仮想通貨冬の時代の負け惜しみでもなんでもなくてね。人生の、ってか、世界のちっっっさい領域での話だよなーって思うんだよ。所詮。
そんなことをまた強く思う経験をこないだの日焼け中にしたんで、明日はそれを書くことにするだす。
ま、これも人から見たらちっっっさい話なんだけどね。