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短期間でのサービス開発から学んだ3つの課題
こんにちは!採用広報チームです!
弊社では「開発チームに必要な声を届ける。」というミッションを達成するために、DeployGateというプロダクトを提供しています。より良いプロダクトを提供していくために、自分たち自身が自分たちのプロダクトのユーザーであれるように、約1週間で小さなサービスを開発するチャンレンジを昨年末から年始にかけて行いました。その過程においてDeployGateを利用し、「開発チームに必要な声を届ける。」ために何が足りていないのか?を実感してみようとしてみました。
またこの取り組みにより、DeployGate自体の課題点もそうですが、私たちチームとしての課題点が明らかになりました。今回は、チームとして出てきた3つの課題をご紹介します。
弊社では、このようなチャレンジを通じて「開発チームに必要な声を届ける。」ために、チームをより強くすることを目指しています。
ワードウルフアプリを作成しました
今回約1週間で作成したサービスは「ワードウルフ」のAndroid/iOSアプリです。
ワードウルフとは複数人でやるパーティーゲームです。全員に対して単語(例: シャンプー)が配られてその単語を喋らないようにそれについて会話します。また参加者の中に何人か人狼が混じっており、その人狼だけみんなに配られた単語とは別の似たような単語(例: 石鹸)が配られています。誰が人狼かを会話によって炙り出し、特定するといったゲームです。
詳しくはwikipediaをご参照ください。
弊社ではこのワードウルフを、英語学習の一環として英語でプレイするという取り組みを週1で行っています。その際に使えるサービスとして、今回ワードウルフアプリを自作することにしました。
社内で利用するだけのサービスなので、Play StoreやApp Storeなどへのリリースは行っておりません。DeployGateを使い社内に配布する形で利用をしています。
3つの課題
約1週間の小さなサービス開発を通じて、チームの中で解決すべき課題が大きく3つ出てきました。
何をしたいかを言語化し、目的を明確にできていない
情報共有とコミュニケーションの取り方が未熟
品質の定義ができていない
どれもチームとして活動していく、またはサービスを作っていく上で非常に重要になる点になります。
何をしたいかを言語化し、目的を明確にできていない
1つ目の課題は「何をしたいかを言語化し、目的を明確にできていない」点です。元々小さなサービスを短期間で開発する取り組みは、チームで何か1つのことをして、楽しもうというモチベーションで企画されました。しかし途中でどうせやるならと、DeployGateを使ってみて、自分たちのサービスに足りないものはないかを実際に体験しながら学ぼう、という目的も追加されました。
これら2つの目的はそれぞれ否定するものではないと思いますが、目的が2つになってしまったことで、単純に短期間なのにやることが大きく膨れ上がり、参加してくれた他のメンバーもどこに力を入れればいいのか混乱する結果になりました。これはまさに何を一番したいのかを明確に言語化できていなかったことが原因で起きた悲劇でした。
情報共有とコミュニケーションの取り方が未熟
また2つ目の課題として「情報共有とコミュニケーションの取り方が未熟」という点です。これは普段の日常業務でも起きがちな問題でしたが、短期間に色々と詰め込んだことで、この問題が爆発しました。
1点目の課題に通じるところはありますが、目的が明確になっていないので、どのタイミングでどんなイベントがあるのかが共有されていませんでした。具体的には、リードを取っていたメンバーは金曜日の18時からある全社MTGでそこまでにできたアプリをお披露目しようと考えていましたが、他のメンバーはそのことを認識できておらず、まだ動かないアプリが全社MTGで使われてしまうという悲劇が起きました。
これについては、気づいた時点で誰かがアラートを上げられたら良かったのですが、リモートという環境とコミュニケーションの取り方が未熟なことが相まって、直前になるまで問題が問題として発覚しないという悲劇が起きました。
品質の定義ができていない
3つ目の課題として「品質の定義ができていない」という点です。どのような品質になっていれば、リリースとして全社員にお披露目していいのか、という認識が揃っておらず、各々がこのくらいでいいだろうと思ってしまい、バラバラの品質基準のもとサービス開発を行ってしまっていました。
具体的に起こった事象として、リリース前に行うQAで何をどこまで確認するのか、QAは必ず行わなければならないのか、などの認識があっておらず、直前にスケジュールの変更が発生する結果となりました。
課題を解決するために
3つの課題を解決するために、弊社ではチームでうまく動けるようにする取り組みを始めています。必ず目的は言語化し、情報共有がうまくいくように仕組みとして設計を始めています。チームで議論する際にも、必ず自分を主語にせずチームを主語に、チームとして前に進むためにはどうすればいいのかを議論し、少しでも前に進めるようにしています。
また品質の定義をチームで合わせるために、DeployGateとしてこの基準に達していないとリリースできない、などの認識合わせも進めています。今までもプロダクトが壊れないようにメンテナンスしたり、機能をリリースする際にはお客さんの業務を止めない形でリリースするというのを徹底するなど、様々な取り組みをしていましたが、これを改めて言語化し、共通認識として持とうとしています。品質については直接お客さんに関わる部分ですので、会社として一定の基準を設けて、その品質を保つにはどうすればいいのかを、チームで議論しながら作っていっています。
まとめ
今回約1週間で小さなサービス開発をしてみた結果、3つのチームに関する課題点がわかりやすく浮き彫りになりました。
しかしこの課題点は、いつかは爆発していた課題点だと思います。今回弊社として初めてこのような取り組みをしてみた結果、被害は最小な形で課題点をあぶり出すことができました。その点に関しては、今回の取り組みをやって良かったと感じています。またこの取り組みを通じて、チームに何が足りないのかを気づくきっかけにもなりました。
今後もこういった取り組みを積極的に進めつつ、「開発チームに必要な声を届ける。」ために、チームをより強くすることを目指していきます。
さいごに
Inside DeployGateでは、組織周りの各種取り組みについて、今後もさまざまな記事を投稿予定です。よろしければフォローよろしくお願いします!
また弊社では、一緒に楽しく働き、プロダクト及び組織をより良くしていくメンバーを随時募集しております。もしご興味ある方がいましたら、下記のサイトよりご応募お待ちしております!