散文日誌「種々雑多」2022/3/18
ようやく長い冬が明けた…と思ったらこの寒さ。で明日、3/19はこれまた暖かいときている。三寒四温と誰が言った?一寒一温ではないか。せっかく冬物しまおうと思っていたら、これだもの。確かにヒトは地球にたくさん手を加えてきたけれど、こういう仕打ちはちょっと勘弁して欲しいものだ。特に鬱病には堪える。気候変動が激しすぎると、その影響をモロに受け、頭痛やら倦怠感やら…。もう何にもしたくな〜い!ってなる。しかも、花粉症もいらっしゃいませ〜。父親の実家は山の中だが、それも杉林ばかりである。お彼岸なので父方の墓参りには目薬と飲み薬は必須。春はホンマイヤな季節やわ〜。
それはさておき…ようやく就労可のお達しが主治医から出た。就職活動ができることになった。といっても、私の場合は今まで(結果的に)クローズ就労(障害を言わないで仕事すること)だったから、今回は、オープン(自分の障害を公)にして活動することにした。とはいえ、一地方都市で、障害者でも良いですよとなると随分と業種は絞られる。しかも私の場合は精神障害…。偏見の宝庫である。それに発達障害なんて言ったら、giftedなのか?なんて質問が、聞き齧った野郎どもから矢のように飛んでくる。
基本、そういう無知な人の質問には答えないことにしている。代わりに、読んでおいた方がいい本のリストを渡す。大体有名どころの先生が書いた新書が最も入りやすい。ただし、あまりセンセーショナルなものはおすすめしない。事実を淡々と書いてあるもの。そういうものが良い。Amazonの書評でまあ80点以上(星が4〜4.5)ついているものが初心者には適当だろう。そういうものを読んでもらって、大まかな特性を知ってもらう。無論そこには発達障害者は全員が必ずしもgiftedであるなんてことは…書いてない。
ただ、普段、業務などで見せない部分において、才能を発揮する人は居るだろう。趣味、趣向、その他、これをやらせたら、右に出る奴はいないというほどの「玄人はだし」。写真、絵画、短歌・俳句のような詩歌、歌やダンスのような芸能。大体このようなことは、普段の宴会でもやらないし、見せる場もないから、誰も知らずに当人は職場を去ることになってしまう。…一体私は、この人たちのなんの役に立ったのか?この人たちは本当の私を知らずに、ああ、役に立たない人だったなあという印象だけを残し消えゆくのみか?
マルチプルプレイヤー量産型の日本社会は、器用貧乏しか産まない気がするのだ。器用貧乏では、中途半端な人ばかりでそりゃ…やる気無くすよなぁ。給料も中の中で。モチベーションなんて、美味しいの?なんて言いたくもなるよ。
プロフェッショナルを育てるのがうまい会社は、その人の得意なことを見極め、伸ばす。そのことならあいつに聞けばなんでも知ってるという人材を育てる。
かの武田信玄は、各家臣の特性を見極め、適職に就かせて、誰一人辞めさせなかったそうである。今の会社にそういう人を見る目がある社長や部課長がどれだけいるのやら。
かたや自分の意に沿わなければ、〇〇ハラで集中攻撃し、自分のお気に入りの人には鼻の下を伸ばして態度を変える人もいれば、双方を慮ってどうしたら良いか考えた挙句、胃を痛める人もいる。
私の就職活動は始まったばかり。無理をしないで、主治医や役所の人と相談しながら、また自分の体とも相談しながら、ゆっくり方向性を決めていこうと思う。今は安定しているけれど、また無理をして、鬱病がひどくなったら大変だから…。
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