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山形旅打ち記録(前編)

今回旅打ちに出るのは、11/15に盛岡で行われる堀内正人さんのサンマ大会が中止になったからです。

元々妻には出張と伝えていたので、折角なので岩手の雀荘でも巡ってみようと思いました。

盛岡の雀荘は雀荘レビュワーの皆さんが訪問していたので、盛岡以外の雀荘を巡ってみようと思い、方々に電話してみたところ、繋がらないお店や既に閉業済み、営業してるがフリー卓が立たないといった回答でした。

これは厳しい!

岩手方面は諦め、また山形へ行こうかなと思いました。

以前、米沢で東天紅をした記事を書きました。

米沢市で東天紅に挑む|電話 #note  


山形の南陽市というところに、同じように東天紅が打てるお店があるのを知りました。

マージャンクラブ憩(赤湯駅/南陽市/雀荘)[雀サクッ]


雀サクを見て以前電話したことがあり、いつか行こうかと思っていたら堀内さんが訪問していました。

ルールも米沢のお店と同じだし、新規開拓ということで行ってみることにしました。

前日に電話するとマスターが「ああどうも!また来るの?待ってるよ!」と誰かと勘違いしてるようです。

自分が住んでる街から150kmほどの道程になります。

道中、七が宿町というとても小さな街を通るのですが、ダムがあり大変綺麗な景色を見ることが出来ました。

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そうして運転しるうちに、目的地のお店に近づいてきました。

この雀荘のすぐそばに、全国的に有名な「龍上海」というラーメン屋さんがあり、行く前に寄っていこうと思っていました。

赤湯ラーメン 龍上海 赤湯本店
0238-43-2952
山形県南陽市二色根6-18

店のそばを通ると、50人くらいの大行列となっていました。
これは無理だと思い、雀荘へ向かうことにしました。

店のそばについたものの、看板が見当たらないので電話してみると「あれ?前に来たユーチューバーの人じゃないの?」と、堀内さんと勘違いしていたようです。

民家の扉が開き、50前くらいの男性が手を振っています。

普通の民家のリビングに自動卓を2つ置いたお店でした。

お店に入るとマスターとメンバーの方が挨拶してくれました。
2人とも明るくて気さくな方でした。

<ルール>
ベースは東天紅
1点200p
57mと北を抜く
赤だけで上がれる
北のみ面子として使用可、面子使用時もドラ扱い
カラスは7点
役満は35点だった気がします
基本的に米沢のロンと同じルール
1点300pの卓もあるようです

早速ゲームスタートです。

メンバーの大和龍門に少し似たちょいワル系の男性と、TKO木元に似たおじさんとの対局です。

さて、いつも通り出だしは悪いです。
最初の6局位で、ペン立てに突っ込んだ15枚の紙が全部無くなりました。
10枚おかわりです。
動揺してはいけません。
耐えていればきっと自分のターンが来ます。
そう信じて打ちました。

来ました。

俺のターン。

怒涛の連チャンで原点復帰、そしてプラス域へ突入です。

こんなテンパイを3巡目に入れて、曲げて即ツモしたりしました。

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「ドラ1点、赤2点、リーチ1点、一発1点、ツモ1点、門前1点、親1点、二本場2点、バンバン2点、裏1点、カラス7点で40pオール」

少しは点数計算も慣れてきました。

木元風おじさんは16時頃に帰り、面子が変わります。
50歳すぎくらいの優しそうなおじさんになりました。

面子が変わっても調子は変わらずよかったのですが、更なる来客が悲劇を生みます。


これは自分が常々感じてることなのですが、雀荘に来る女性、特に年配の方はヤバい。
マジで太い。剛運。
Mリーグのなんたらアンバサダーの人を見れば分かると思います。
来客のオバサンは中国の方で、料理店を営んでるそうです。

さて、対局スタートです。

例えばこんは配牌

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ヨンマならまあクソ配牌寄りかと思いますが、このルールならかなり戦えそうです。
赤があれば上がれるので、端配トイツが複数あるのはチャンスです。
ポンポンですぐに一向聴とかになりそうです。

何が言いたいかというと、オバサンがこのルールを完全に理解していて、こういう鳴きをサボらずに仕掛け続けてくるのです。
もちろん切り出しは19m、オタ風、端配から。
まっすぐ一直線に上がりに向かってきます。

東天紅のお店は3店目ですが、共通してるのは年配者や女性のレベルが普通のフリー雀荘よりかなり高いということです。
麻雀が現代的というか、デジタル寄りな方が多い気がします。

話がそれましたが、対局に戻ります。

このオバサンが来るまで、当初の-25枚から+25枚位までプラスしていました。

ところがこのアンバサダー、とにかく上がりまくります。
しかもツモりあげる↓

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僕のリーチはこれ↓

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当たり牌ビタ止め単騎ツモです。
ザ・麻雀。

当然のように減っていく紙。
すぐに原点に戻ってしまいました。

その後もなんとか原点付近を維持しつつ耐えていたところ、オバサンが家のご飯を作り行くという事で一旦帰ると言い出し、卓が割れました。

とりあえず一息ついて休んでいると、メンバーの方が「お兄さん、外で肉焼いてるから食べましょうよ」と声をかけてくれました。
龍上海のラーメンを食べ損なって、お腹もすいていたので、お言葉に甘えることにしました。

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夜なので暗くて分かりづらいですが、マスターが外で炭で肉を焼いてくれてました。
麻雀しに来たのにバーベキューをご馳走になるという何とも奇妙な体験をしました。肉だけでなくご飯も出してくたので、お腹いっぱいになりました。
美味しかったです。

肉を食べながらマスターと麻雀について話をします。

要点をまとめると、
・米沢の店はうちからルールを持っていって始めた
・15年くらい前に、山形市の雀荘で打ったのをきっかけに自分の店を開いた
ということでした。

ご飯を食べ終えて中に戻ると、しばらく前に来て酒を飲んでた赤ら顔のおじさんが打つと言い出しました。
メンバーの方も入り打ち出して数局、大した動きもなかったのですが、例のオバサンが帰ってきました。

対局再開です。


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開けても開けてもピカソ配牌。

オバサンはというと復帰一発目にいきなり大三元上がったり(横移動)、40pとか大物手ツモリ上げたりしました。
赤ら顔おじさんは役満振ったものの65pとかの手をツモリました。

座ってひたすら紙をばらまくだけの僕。

また俺。

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たまに入るこんなテンパイ、渾身のダマにしてるとオバサンはこんな手をツモリました。

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オワリダナ


ホテルのチェックイン予定時刻を過ぎていたこともあり、夜22時で切り上げました。
結局32枚ほど失って、お店を去りました。

こうして山形旅打ちの一日目は終わりました。

(後半へ続く)

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