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欧州最大規模のテクノロジー見本市「IFA」の100周年を視察してきた。 ③IFA Berlin 視察参加のTipsをまとめました。
この記事ではIFA視察に参加してきた初心者の視点から、Tipsをまとめてみました。ちなみにIFAはイーファと発音されることが多かったです。(CESはシーイーエスと発音されることが多い。)
◆期間
Press Conference 2024年 9月4-5日 プレスセンターは8am〜
IFA一般公開 2024年 9月6-10日 10am to 6pm
IFA Global Markets (B2B) 2024年 9月8-10日
◆会場
IFA2024のメイン展示会場は、例年通り「ベルリン国際見本市会場、通称メッセ・ベルリン(Messe Berlin)」でした。ほとんどのカンファレンスもこの中で行われていました。(DolbyのNIO HOUSEのように一部のプレス向けイベントは独自会場で行われていることもあります。)
Messe Berlin
Messedamm 22, 14055 Berlin
S3/S9に乗ってMesse Süd駅下車
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今年からB2B技術を展示する IFA Global Markets が、8-10日に「ステーション・ベルリン(STATION Berlin)」でも開催されていますが、製造会社や部品調達などを探すリアルな商談会の場のため、視察や一般ビジターはメイン会場のみでいいかと思います。もしも行く場合にはメイン会場のエントランス前の大階段上からシャトルバスが出ています。会場間はデモや混雑がなければ車で20分くらい。電車だともうちょっとかかります。
STATION Berlin
Luckenwalder Str. 4-6, 10963 Berlin
Gleisdreieck 駅下車
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◆交通
ドイツの電車やバスには改札システムがなく、そのまま乗ります。たまに検査官が回ってきて、チケットを持っていないと罰金になるというシステムだそうです。ベルリン市内はA・B・Cゾーンに分かれており、ゾーン内でチケット料金が異なります。市内中央部がAゾーン、ブランデンブルク国際空港はCゾーン、Messe Süd駅はBゾーンです。発券機も駅ごとにありますが買い方が難しいため、BVG(ベルリン市交通局)のアプリが便利でした。7日間などの通し券も購入できます。
◆入場パス
オンラインでパスを購入すると、入場パスのPFFがメールで送られてきます。自分で印刷していってもOK。プリンタがない場合は現場で印刷する用のチケットも発行されます。通し券などいくつか種類があったのですが、ビジターパスが22€、15歳以下は無料です。(1€=約160円 2024年9月現在)
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◆会場内移動
・会場で小さなマップが配られています
・専用アプリもあるのでダウンロード
・それぞれのホールの入り口には企業名を書いたマップがあります
・会場内を巡回しているシャトルバスの利用が便利です。複数ルートがあるのでマップをよく見て乗ります。
・気になる企業の出展場所についてAppでの検索がうまくできないことがあったので、インフォメーションデスクを見かけたらスタッフに聞いてしまうのが早いと思います。
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◆食事
・ケバブとカレーヴルストはベルリン発祥らしいです
・飲料が4-5€するのでスーパーなどで買ってくるのもいいかも
・クローク付近の自動販売機は安めです
・会場内には5€のホットドッグから20€超えのデリセットまで様々な飲食店やフードカーがあります。ドイツ料理、イタリアン、ハンバーガー、フォー、ピビンパなど場所によってジャンルも様々です
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◆服装
今年は前半が晴れて30度超え、後半が雨で20度以下という気候でした
・半袖メイン
・朝夕は涼しくなるので羽織れるものを
・会場内は涼しいが会場外も移動で結構歩きます
・とにかく歩くので歩きやすい靴で
・会場内クロークは荷物を預けると6€
・ホテルには冷房がない場合もあるのでチェックして自分に合った場所を
◆言語
国際展示会なので基本的に英語で大丈夫ですが、一部のカンファレンスはドイツ語でした。英語の同時通訳イヤフォンスもしくはマートフォンで英語を表示するタイプは用意されています。ベルリンはかなり英語で過ごせる都市ですが、会場外ではオフラインで利用できるようにGoogle翻訳のドイツ語をダウンロードしておくなどしておくと安心です。
この記事が、いつか行く方のお役に立てるとうれしいです。