好きなことを好きなように書く⓪

あえて0という題名をつけてみました。
そもそも開業を語る前に業界を俯瞰的に見ようという気持ちになり、まだまだ若造ですが浅い感じで語ってみる。

開業当初の2019年当時の僕はひたすらに無知であったわけだが、何もわからないってのは無謀という行動も取れるしリスクオンもできるのが強みだろう。

例えば、小さい頃はカマキリとかも何の疑いもなく触れたりするのは、カマキリの生態を何も知らないので、興味が勝りなんの抵抗もなく触れたりするのだ。僕はもうカマキリを触れない。大人になるとあいつらハリガネムシもいるし、ハリガネムシは拷問に使われるしなとか色んなことを考えてしまう。

そんな感じで開業に関してもやってみると余計な知識が入って臆病になるもんだ。あれは良くない、これは良くないと頭の中で考えて何もできなくなってしまう。僕がここで書いてることはあくまで僕の経験則にしか過ぎないので実際は自分でやってみて行動するのがいいと思うのであくまで参考に。これから開業する先生は時にはリスクオンも必要だと思って欲しい。

内装の話でも書こうかと思ったが、そこは一旦やめてZeroから考えてみる。

今から大きく時を遡ること30年前以上、日本は1990年の1.57ショック以降少子化が危ぶまれていた。出生率が2.1を下回ることで人口が維持できなくなり少子高齢化が起きることはわかっていたのであった。

そんな中、日本バブルを引き起こしたプラザ合意のち、1990年バブル崩壊を起こし日本は皆さんご存知の通り失われた30年を過ごした。

かつて世界2位であった日本も2025年にはインドに抜かれて5位になるらしい。


果たしてこの30年の間に適切な処置をしていれば今の状態になっていなかったのかとかそういうのはよくわからないけど、経済規模が縮小していると言うことは確かだし、これから我々が戦う2025年は5.6人に1人が75歳以上の世界線なのだ。

ここまで日本が急速に経済規模が沈んだのは色んな要因はあると思うが、シンプルに日本人は働かなくなったらしい。経営者の皆さん何か頭によぎりませんでしたか?シンプルに労働規制がされたことにより色々と諸条件が難しくなっている。歯科業界はシンプルにブルーワーカーなので労働時間は大事なのである。

経済規模縮小してる上に働かないという圧倒的な絶望。
これは求人のところでも言えるがそういう社会情勢もあって営業時間とか設定も難しくなってるのが現状だ。

この時代どこいったの

こういうストロングスタイルなおじさんは最近めっきり見かけない。あ。青い猫型ロボットの技工士さんはストロングスタイルだった笑

そんな冗談はまたさておき、

開業をするなら社会的な情勢も大きく関係する。正直言ってコロナに振り回されたが、救われた部分もあるのでつくづく思う。

現実に開業した2019年と今では開業に対する戦略が全く違うもんね。先に開業した人の開業モデルを参考にするのもいいけど、前提条件が違うことも多々あると言うことは頭の中に置いておく必要がある。

ちなみに開業するときには基本実家とチ◯チンが太い奴以外はお金を借りると思うんだけど、お金を借りる際に発生する金利とは基本的に成長を前提とした仕組みであるのであるが、歯科業界はそんなに成長産業ではないということは確かだろう。これはあくまで持論ですがね。ちなみに俺は実家もチ◯チンも細々です(誰も聞いてない)

というのも、医療経済実態調査医療機関等調査からのデータを分析した個人歯科医院の売上を見てほしい。2023年時点では歯科医院のうち法人が2割、個人が8割なので基本的には個人医院の売上のデータをベースに戦略を練るのがベターかな。

1999年(平成11年)の保険の平均売上は4367万円に対して、2021年は3768万円だ。シンプルに減っている。

平均で割る歯科医院のN数が増えたため平均値が下がったのか補綴が減ったのか。コロナがあったからなのか何が要因なのかはわからないが、保険の売上自体は減少傾向にあるということは確かそうだ。ちなみに中央値は調べたがわからないので割愛。

黒田バズーカの始まる2013年より以前の話であれば、デフレジャパンだったので別に問題なかったが、これからはインフレジャパンということを忘れてはいけない。

ここからデフレに戻る物語ありませんか、、、?
と思うかもだがコロナで配られたお金は前のブログにも書いたが異次元のレベルなのだ。マネーの総量がこれまでのそれと違うので、そう簡単にデフレにはならんでしょ。

医者の友人と話すと、インフレになるということは相対的に保険医である医者は貧乏になるという話をここで思い出す。保険は公定価格なのでインフレによる物価の変動についていけなければ貧乏になるのである。うーん。切ない。

歯科は割と舶来品というか輸入の製品も多くて諸外国は割とインフレが進んでいるのですでに大幅に値上げされた商品とかも結構ある。コロナ前は100円だったグローブが今800円とかするしね、本当に値段上がったよね。

今後開業していくなら都市型なのか地方型なのかとか選ぶと思うけど、都市でも地方でも言えることは機能集約されていくはず。つまり、過疎エリアがはとことん過疎化していくし、利便性の良いエリアに機能が集まっていく。

人口減少局面だから地価は下がって安くなるんじゃないかという目論見も、不動産の建築価格の高騰と人件費の高騰によってそもそもの建物の不動産価格が上がってるから、利便性のいいエリアのテナントの費用も下がるとは考えづらいよね。むしろ利便性の良いエリアはインフレに伴って上がる可能性すら秘めている。

大手ディベロッパーによる新築マンションの供給もガンガン減っていて、人口減少局面に備えているらしい。そもそも立地のいい場所じゃないと作らないと。大手の偏差値70超えてるような連中がそう見てるんだから現時点ではそこに異論を唱える必要はないだろう。

おかげで最近の都内のマンション価格めっちゃ暴騰してます。億超えのタワマン当たり前と。

これは2024/11/1時点での目線の話なので、また来月には意見変わってるかもしれない。アメリカ大統領選もあるし。

でも、こういうのは常に柔軟に大局を考える必要があるでしょうね。こういうテーマめちゃくちゃ好きなんで、話合う人居たら教えてください。語りましょう。

色々言ってますが開業は最後は勇気(ハート)です。

俺の大好きはじめの一歩

今回はマクロ的な目線でと言うか一歩引いた感じで、「僕の」見える感じを書いてみました!またみたいと言う方は是非いいねなり何なり反応いただけますと、おじさんやる気出ます。

しかし、ハ◯ターハンターの作者並みに気まぐれなので次書く元気出るだろうか、、、!

ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?