第14回 歯周病について
こんにちは、「自称」歯医者さんコンシェルジュの葉月です。
このnoteでは、歯医者さんを選ぶ際の「コツ」について、歯医者さん歴の長い私がお伝えできることを発信しています。
みなさん、歯を失う原因として一番多いのが「歯周病」だということをご存じでしたか?
歯周病は、プラーク中の歯周病菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患で、歯茎が炎症を起こし、周囲の組織を徐々に破壊してしまうそうです。やっかいなのが、痛みや違和感がほとんどないまま進行すること。このことから、「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれているそう…。そのままにしておくと歯を支える骨が溶け、歯が抜けてしまうという恐ろしい病気です。
では、歯周病の原因は何なのでしょうか?
歯周病は生活習慣病の一つと言われています。なぜなら、食生活や喫煙などと深い関わりがあるから。歯周病を防ぐためには、歯医者さんでケアをしてもらうだけでなく、生活習慣の改善も必要なのです。
歯周病を防ぐために日頃心掛けたいことは、基本の歯磨き。
毎食後に歯磨きを行う習慣がない方はどれくらいいるでしょうか?
プラーク中には虫歯や歯周病の原因菌があふれているといいます。具体的には、プラーク1mgに1億個を超える菌が繁殖しているとのこと。そのため、毎食後の歯磨きで歯の表面のプラークを落とすことが大切なのだそうです。
また、普段食べ物をよく噛まずに飲み込んでいる方も要注意。唾液は口内の細菌を洗い流す作用があるようで、よく噛まないと唾液の分泌量が減少し、歯周病菌を洗い流せなくなってしまうといいます。
喫煙者の方も歯周病に気を付ける必要があります。タバコに含まれる有害物質が口内の歯茎や粘膜から吸収されると、歯周病にかかりやすくなるそうです。1日10本以上のタバコを吸う人は5倍以上、10年以上喫煙を続けると4倍以上歯周病のリスクが上がってしまうのだとか…。
歯医者さんによっては、歯周病を原因からしっかりと改善できる治療を行っているところもあるようです。歯を失ってしまう可能性のある歯周病にはかかりたくないですよね。そのためには、早めにコントロールすることが大切なんだそうです。
歯周病を予防したい方は、歯医者さんの口コミや評判をしっかり調べて、将来の健康を見据えたメンテナンスを行ってくれる歯医者さんを見つけてくださいね!
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