見出し画像

第8回 保険治療と自費治療の違いとは?

こんにちは、「自称」歯医者さんコンシェルジュの葉月です。
このnoteでは、歯医者さんを選ぶ際の「コツ」について、歯医者さん歴の長い私がお伝えできることを発信しています。

今回は、保険治療と自費治療の違いについてお伝えしていこうと思います。
歯医者さんでの治療は、健康保険で受けられる「保険治療」と保険外の「自費治療」の2つに分けられます。しかし、「これらは具体的に何が違うの?」「それぞれのメリット・デメリットは?」という疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
まずは、保険治療と自費治療それぞれの特徴についてご紹介します!

保険治療について

前述した通り、保険治療とは健康保険で受けられる治療です。患者さんが支払うのは治療費の30%のみなので、安い費用で治療できます。保険治療の費用は全国で統一されており、どの歯医者さんで治療しても費用が同じというメリットがあります。
一方、治療方法や使用できる材料、手順、治療にかける時間などが細かく決められているため、最新の治療法を選べない、高性能の材料を使えないというデメリットもあるようです。治療にかけられる時間に限りがあるという面で、妥協的な治療になってしまう可能性もあるのだとか…。そのため、患者さんにとって最適とはいえない治療になる場合もありそうです。

自費治療について

自費治療を選んだ場合、保険治療のように細かい決まりがないので治療方法や材料、時間が制限されることはありません。しかし、健康保険が使用できず、治療費は患者さんがすべて負担することになるため、保険治療に比べて費用は高額になるでしょう。
また、自費治療では歯医者さんが自由に金額を決められるため、かかる歯医者さんによって負担する費用が変わるという特徴もあります。たしかに、医院ごとに設備や技術の違いがあるので、価格も変動するのは仕方のないことですよね。最先端の治療を優れた材料を用いて、時間をかけて丁寧に受けられるので、患者さんにとって最適な治療ができるという点はメリットでしょう。

保険治療と自費治療は両者にメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言えません。しかし、虫歯や歯周病が悪化してしまっている場合、保険治療では満足のいく治療結果にならない可能性もあるようです。そのため、予算が許すのであれば、自費治療のほうが保険治療に比べてより最適な治療が受けられるのではないでしょうか?
逆に軽い虫歯や歯周病の方は、保険治療でも問題ないと思います。

なかには、保険治療を選択すると態度が一変するという歯医者さんもいるようなので、口コミや評判などを参考に、自分の受けたい治療を受けられる歯医者さんを見つけてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?