セラミックを勧める歯医者は悪いのか
セラミックVS銀歯
日本ではコンビニよりもたくさんあると言われる歯科医院🏥
あなたは、そんな歯科医院で日々繰り広げられている闘いをご存知だろうか？？
本日の主人公はセラミック、そして銀歯❗️
歯の治療の選択肢として「セラミック」と「銀歯」は常にその優劣を競い合っている
患者さんの口の中に選ばれるのはどちらの歯科材料なのか...
そんな闘いの様子をお伝えしましょう🥊
※この記事では”保険が効かないセラミック”と”保険適用の銀歯”の比較について、歯科医師がまとめました。
あくまでイチ歯科医の個人的な意見です。ご理解ください😏
【本編】
昔は保険治療といえば銀歯しか選択肢がなかった歯でも、現在は白い修復物であるCAD/CAM（キャドキャム）が保険の材料として認められています。
それでも劣化や強度などの観点から、CAD/CAMは避けて保険治療なら銀歯にしておくべきという意見の先生も多いです☝️
歯科の修復材料には他にもジルコニア、ゴールド(金合金)などによる治療もありますが…
彼らが登場するのはまた別のお話です👨⚕️
ではそろそろ
セラミックと銀歯に登場してもらい、直接対決といきましょう🤛
今回は
①見た目
②強度
③安さ
④歯を削る量が少なくて済むか
⑤むし歯予防
⑥アレルギーの安全性
以上6つの基準にわけてそれぞれの項目で比較をしていきます❗️
ご自身が「今まさに歯の詰め物や被せ物に悩んでいる」という方も
「これから何かあった時のために」という方も
ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
①見た目
セラミックの見た目は天然の歯に近く
ツルッとした透明感があり、修復した部分がわかりにくいです。
一方で銀歯は金属の色が目立つため
口を開けた時に修復した部分がわかりやすいです。
また銀歯の場合、歯肉（歯ぐき）が金属によって
変色してしまう場合もあります。
メタルタトゥーと言います。
見た目はセラミックの方が良いでしょう✨
②強度
セラミックは金属と比較すると割れやすいです。
セラミックは陶器のお茶碗のイメージで
硬いのですが強い衝撃で割れたり欠けたりしてしまう事もあります。
噛み合わせの調整、歯ぎしり食いしばりへの対策など
きっちりと管理する事でセラミックを長く持たせる事は十分可能です😊
純粋に比較すると強度は金属である銀歯の方が強いです🛡
③安さ
装着にかかる費用は
セラミック
詰め物→40000円〜70000円ぐらい
被せ物→100000円〜180000円ぐらい
色々な医院の価格を複数調べました🤤
(医院や地域によって差がありますし、セラミックにも種類があります。参考程度に)
保険の銀歯（３割負担）
詰め物→1500〜3330円ぐらい
被せ物→4200〜5300円ぐらい
※詰め物や被せ物を入れる前には
歯ぐきのお掃除などが必要な場合もあるので
かかる費用はあくまで目安です⚠️
費用では銀歯が安いので良い
というのはちょっと待った‼️‼️
銀歯は後で出てきますがやり直しのリスクが
セラミックより高いため
セラミックより早くに
やり直しが必要になる事が多いです💦
かかる費用は短期で見ると銀歯優勢
ですが長期で見るとセラミックの方が優位と考えます。
もちろんどちらの材料を選んでも
その後の掃除、検診やケアで長持ちさせる事が大切です！
④歯を削る量が少なくて済むか
選択する材料によって
歯を削らないといけない量が変わります。
金属は②で説明した通り強度が強いため
薄くても割れたり、欠けたりしにくいです。
削る量が少なくても良いのです。
一方セラミックが薄いと割れるリスクが上がるため
銀歯よりも削る量はやや多くなる傾向があります。
削る量が少なくても良いのは銀歯です😮💨
⑤むし歯予防
セラミックと銀歯を比較すると
汚れが付着しやすいのは銀歯です😢
そのため2次的なむし歯が生じたり
被せ物などでは歯肉炎が生じたり、トラブルのリスクが高くなってしまいます。
汚れが付着しにくいセラミックが良いですね⭐️
⑥アレルギーの安全性
これは皆さんもご存知だと思いますが
銀歯は金属アレルギーの原因になる事もあるので
セラミックが有利です🎵
以上僕が大切だと思う６項目で
セラミックと銀歯についてお話ししました。
【結果】
面白くないオチですがこの比較において完全な優劣はつきません。
どの治療にも良い点、悪い点があります。
僕個人の意見としてはセラミックの勝利とお伝えします。
ですがその人によって重要視する内容は違います。
この記事の内容や、かかりつけの歯科医院での説明などをふまえて、ご自身で判断をしてください☝️
今回の比較をまとめてみました↓
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本日の投稿は、歯科にあまり関心がない方にも、「こんな違いがあるんだ」と歯科治療に興味を持っていただけるようなきっかけとなる内容を目指して書きました。
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