歯医者で被せ物や詰め物を作るのに時間がかかる理由

歯医者の治療はできるだけ短時間かつ少ない日数で終わらせて欲しい😣という患者さんのお気持ち...
よくわかります。
設備や患者さんの状況によっては即日治療が終了できる場合もありますが
被せ物や詰め物の治療において多くの場合、製作期間がかかってしまいます💦
数日から物によっては数週間を要する事もあります。

なぜこれほどの時間がかかるのでしょうか？その理由を歯科医師が説明します👨‍⚕️

模型やデータの精密な診査

患者さんが帰宅された後に
型取りした模型やスキャンデータに不備がないかをしっかりと確認する必要があります。
不備があれば治療後に問題が発生する可能性が高いため、この段階での確認作業は非常に重要です。
さらに、歯科医師と歯科技工士はどのような被せ物や詰め物を作成するかを
機能的,審美的,生物学的などさまざまな観点からシミュレーションします。
最終的な歯の形態を綿密に計画し、それに基づいて製作に取り掛かる必要があります。
このプロセスに時間をかけることで患者さんにとっての良い結果に繋がると言えます。

歯科技工士による制作時間

模型やデータに不備がないかのチェックや、最終的な製作物のゴールが決まれば
歯科技工士は被せ物や詰め物を実際に製作していきます。
歯科技工士は専門的な知識と技術を持っており、個々の患者のニーズに合わせたカスタムメイドの歯を作り上げます。
このプロセスには精密さが求められ、制作には複数のステップが存在します。
一つ一つ丁寧に仕上げていくため、どうしても時間がかかるのです。

診療のスケジュール調整

患者さん一人一人の治療には個別の時間枠が必要です。
ここまでの事に十分配慮した上で
患者さん、歯科技工士、歯科医院のスケジュールを合わせていく必要があります。

どうしてもアポイント調整が必要になってしまうのです💦

まとめ

被せ物や詰め物の制作が時間がかかるのは、精密な診査、専門的な制作プロセス、スケジュール調整などが必要だからです。
これらのステップをきっちりと経ることで、患者さんへの質の高い治療へとつながり、長期間にわたって健康な口腔環境を保つ事ができると言えます。

歯科治療において時間がかかる点どうかご理解していただけると嬉しいです。

いつもご覧いただきありがとうございます。

他にも知りたいことや質問がありましたら、ぜひコメントで教えてください！歯科医師として、これからも皆様の健康に役立つ情報をお届けしていきます。

このアカウントでは毎週水曜日に歯科医師が歯についての記事を投稿しています。
(その他の日も不定期で投稿します😊)