歯学部マッチングのすゝめ
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こんにちは。Dr.Kです。
今回はマッチングや着眼点について書きます。
目次
マッチングとは
まずマッチングについて解説します。
(ご存知なら飛ばしてください)
医学部歯学部では、就職の際にマッチングと呼ばれるシステムがあります。
病院が応募者を第何希望と順位づけ、同じく応募者も病院を第何希望と順位づけて提出します。
そして、病院と応募者同士がマッチングすれば、内定という形になります。
まぁ野球のドラフト会議のようなものです。
結論、ただの就活です。
マッチングという独特な言い回しのため、一般職の方は聞き馴染みないと思います。
歯学部のマッチング
歯学部のマッチング先は大体3種類。
1、大学病院。2、口腔外科。3、一般開業医。
大くの人は大学病院です。
・倍率
医学部と比べ歯学部ではマッチングに熾烈な争いはありません。
理由は、募集人数>応募者数となっているためだと私は考えています。
(全国の募集人数を算出していないため、推測です)
大体は第一希望で出した所とマッチングします。(例外あり)
一般開業医や人気な口腔外科は倍率高くなりがちです。
マッチングで何を見るべきか
給与、立地、環境、福利厚生、指導医や院長など上司の人柄、扱っている症例、、、各個人によって変わるでしょう。
自分が何をしたいか、学びたいか、何に興味あるか、将来どうしたいか、病院の特徴は何か、で考えて自分に合った所を探してください。
ちなみに。
給与だけなら田舎の口腔外科をオススメします。
理由は、居住費が安い割に給与が高いからです。
救急や当直、時間外、ボーナスなどがあれば年収が高くなるのは言う間でもありません。
まぁ、労働時間は長いですがね。
マッチングに対する当方の見解
ただの就活です。それ以上でもそれ以下でもありません。
正直、マッチングなんて法で定めた研修医1年間を過ごすだけにしか過ぎません。
(矯正や口腔外科で生きる方はもっと真剣に考えていいと思います)
ただ、マッチング如きでウダウダするのはあまり賢明でないと今なら思います。
国家試験に受かるのが大事です。
その辺履き違えると、マッチングしても国家試験落ちでマッチングの意味もなくなりマッチした先にも迷惑をかけますからね。
国家試験は年間2000人程度しか受からない試験だとよく心得た方がいいです。
留年経験のある人は何故留年したかよく考えた方がいいです。
それを考えられない程度の頭しか持ち合わせていないのであれば、より国家試験に専念した方がいいと思います。
私は2回留年したため、より強くそう思います。
ただ私が就職して初めて感じた着眼点が1つあります。
上級医が何を出来るか。
上級医は1年後(2年後)の自分の姿です。
自分の目的とすることができているのか?ということを見るのがいいかなと。
まとめ
マッチングはただの就活。
研修医1年を過ごすだけにしか過ぎません。
環境より大事なことは、就職してから自分で何を学ぶかです。
遊びたいなら、大学病院で月14万くらいの給与(ベーシックインカム)を得ながらダラダラ過ごすのもいいんじゃないですかね。
それもそれで楽しいと思います。
国家試験に受かったとて、所詮国家試験に受かっただけの人材なので貴方方は治療も何も出来ません。そこは念頭に置いといた方がいいかもしれません。
では。