エナメル上皮腫,単嚢胞型(歯原性腫瘍)

良性上皮性歯原性腫瘍
 エナメル上皮腫
  2.エナメル上皮腫、単嚢胞型

最も代表的な歯原性腫瘍(アジアでは約半数、欧米では10-20%)
亜型が4タイプ存在する。

2.エナメル上皮腫、単嚢胞型の臨床的および組織学的所見
臨床的、放射線学的、組織学的に嚢胞のように見える


患者は通常型より若い(平均 16 歳)
90% は下顎 ・80% は 埋伏下顎智歯を含む
単房性で 含歯性嚢胞に類似(10~30歳代に好発し、上下顎第三大臼歯、上顎犬歯に好発、骨硬化線を伴う埋状歯歯冠周囲の境界明瞭な単房性骨透過像)している。非浸潤性で摘出は容易で、 予後良好

嚢胞型は一部あるいは全面をエナメル上皮腫で裏打ちされた単純な嚢胞様腫瘍。
内腔型は腔内への叢状型エナメル上皮腫の突出を伴う嚢胞状腫瘍。 
このふたつは単嚢胞型エナメル上皮腫の分類。(時に、単嚢胞型を示していても、嚢胞壁の中にエナメル上皮腫の増殖が見られることがある。これは、通常型で、単嚢胞型ではない。)

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