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にんじんとむち

朝からばあちゃんの正月準備の加勢をし、いとこが帰ってきていたのでしばらくしゃべって、洗濯物を取り入れ、家にお清めの日本酒を撒き、お塩でうさぎを作って玄関に飾っていたら、いつの間にかもうこんな時間になっていた。

もうすぐ日暮れ。
2018年最後の太陽が地平線に沈んでいく。
次に会う時は、もう新しい年なんだなぁ。

一年の最後の31日は、毎年、色々やろうと思っていたことがだいたい出来ずに時間が過ぎてゆく。
今年ももう終わりだ。
毎年毎年繰り返し思うことだけれど、一年って本当に過ぎるの早いなぁ。
一年歳取るごとに一日ずつ少なくなっていってんじゃないかと思うくらいだけど、そんなことはない。
自分の感覚がそうさせているだけだ。

あっという間に過ぎていった一年だったけれど、これまでと違うのは、本当に濃厚な一年だったな、ということ。
これまで以上に自分と対話してきた。
新しいものや人にたくさん出会った。
そして、より自分の人生を自分で生きているという実感を持てた年だった。
本当に良い一年だった。

あと何時間か後にはじまる次の一年は、きっとさらに良い一年になるだろう。
先へ、またそのさらに先へと向かう自分のおしりを自分でたたいて、人参ぶら下げて進むとしよう。

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