寒い日の、おでんというしあわせ
今日は、寒かった。
去年の冬と言うべきか今年の冬と言うべきか、普段よりもちょっと暖かかったせいか、突然寒さが厳しくなると思わず縮こまってしまう。
う~、さむい。さむい。
こんな日は、ふといつかのおでんを思い出す。
スケジュールをさかのぼってみると、ちょうど一ヶ月ほど前の出来事だった。
職場の方の手作りおでんが美味しいとの話から「みんなでその人のおでんを食べに行こう」の会があったのは。
当事者でありおでんを振る舞う事になった方は、前日から仕込みを始め、さらにおでん以外のおつまみまで色々用意してくださって、本当においしいたのしい日だった。
お店で飲むのと違って、家でのんびりテレビをちいさくしぼってつけてだらだら見ながら飲んだり、だらだらしゃべりながら食べたりするのは楽しいものだ。
その日食べたおでんは美味しくて、でもそれはたぶんおでんがただ美味しかっただけでなくその場ののんびりほんわりした空気がより濃く残っているのだろう。
独特のあったかさを閉じ込めたおでん、こんな寒い日にはまた食べたくなる。