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『グレイテスト・ショーマン』をみました。

『グレイテスト・ショーマン』を観てきました。
アメリカ合衆国の興行師として有名なP.T.バーナムがモデルとなったミュージカル映画。
バーナムが「ユニーク」な人々を集めて行うショーを主軸とした物語です。

まず何よりも、ヒュー・ジャックマンの歌が良かった。
『レ・ミゼラブル』でも美声を披露していましたが、今回の『グレイテスト・ショーマン』の方が私は好きでした。
奇抜なアイデアを思いつき、どこまでも成功しようと強く望む。
何よりも家族を大切にする。
けれども光を追い求めすぎて、成功を求めた最初の理由から次第に遠ざかってしまいますが、そこから仲間に支えられ再起を図る。
そんな風に描かれていたその役柄に、ヒュー・ジャックマンという俳優がとても合っていました。
ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)の公演成功を祝っている途中、ふと我に返るバーナム(ヒュー・ジャックマン)が印象的。
リンドが歌う“NEVER ENOUGH”は歌詞と役柄が重なって心に刺さります。

そしてかなり直接的な言い方をしてしまうと、マイノリティを“見世物”にしているともとれるような、バーナムのショー。
誘われた初めはパフォーマー達も半信半疑です。
それまで日常生活で差別や偏見に苦しんできた人たちが、ショーを重ねるにつれ、自信をつけていく。
“This is me!”と声高く歌い上げるところは圧巻でした。

最近、こうしたマイノリティのメディア上での触れ方に関して度々問題になっているのを目にします。
この映画では、バーナムが「ユニーク」と呼ぶパフォーマー達を、実は自分と対等に見ていなかった一面が出てきたりと、現実から過度に目を背けないような形で描かれているところもとても良かった。

劇中の曲が、今も耳に残っています。

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