着物コーディネートシリーズ・銘仙でギャラリーへ
法人設立の前ですので、2007年くらいでしょうか。コーディネートをwebで連載したことがあります。モデルは素人の方ばありでした。スタッフさんの発案でなかなか面白い絵がとれました。京都のガイドもかねて撮影場所の紹介もしました。
撮影場所は、修学旅行生の染織体験で通名な丸増西村矢屋さんです。
銘仙を着てギャラリーを見に行くというコンセプトで作成したコーデです。銘仙は先に決まりました。
帯揚げも銘仙の布地です。色や柄が気にいれば布地を帯揚げにしてもいいのです。ちょうど素敵な©ヒューリップのものがありました。
帯は最初にこちらを検討していました。
やはりこの緑のものに決まりです。年齢がもう少し高い方なら上のものでもよいかもしれません。
帯はこの緑のものに。緑は合わせるのが難しいのですが、銘仙の色に助けあっれてよい調和です。帯締めも大事な要素です。最初に検討したのがこれです。昭和初期の幅広い帯締めです。
もっと当時のいわゆるアンティーク着物、特に晴着であれば、こうした帯締めの方が良いと思いますが、銘仙は戦後も着用されていたカジュアルな着物です。その感じを出すにはこの帯締めでは重いのです。
これで完成です!この帯締めは昭和40年頃のものと思わ出ます。細い帯締めでカジュアルカンをだしています。
着用してもらいました。こんな感じになりました。
カフェの雰囲気にもよくあっています。
一時流行した銘仙も、あまり着る人を見かけなくなりました。値段も安くなったので、今は買い時かもしれません。
似内惠子 NPO法人京都古布保存会代表理事
(この文章の著作権はNPO法人京都古布保存会に属します。無断転載・引用を禁じます。2007年前後、法人業務として行ったコーディネート特集です。)
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