RICOH GR IIIx使用感レビュー|ガチのコンデジは流石にスマホカメラより強かった
私はスマホを日々追っているのですが、近年はやはりカメラの進化が凄いことになっています。
1インチセンサー搭載で高画質だったり、可変絞り搭載の機種が出てくるようになったり…(実はこれらは昔も稀にあったんですが)
一方でiPhone、Pixel、Galaxyといった最大手はレンズ周りの分かりやすい進化は止まりかけている様子で、スマホカメラという分野にさらに変化が生じてきたようにも思っています。
「もうスマホがあればカメラいらないじゃん」と言われるようになってから長いですが、本当にそうなのか?ということで昨年末から改めて色々カメラを買ってみることにしまして、今回紹介するのはRICOHのGR IIIxです。
GR IIIxとは?
GR IIIxはいわゆるコンパクトデジタルカメラ、コンデジです。
RICOHのGRシリーズはフィルムカメラ時代からあり、高性能なレンズを搭載していながらコンパクトなのが特徴です。
性能が高い関係で価格は高め、私の昔のイメージではコンデジって2〜5万円くらいだったので10万オーバーのこいつはなかなか買うハードルが高くて今まで手を出せていませんでした。(人気すぎて買いづらいし)
GR IIIには無印モデルとxが付く今回のモデルがありますが、GR IIIや今までのGRシリーズは28mmという広角の焦点距離でした。
GR IIIxはいわゆる標準画角の40mmとなっており、スマホと比べて写る範囲が狭い形になります。
今回私がGR IIIxを選んだのは、スマホと撮影体験に明確な差があるものを選びたかったからです。
スマホのメインレンズは大体23mmとかの焦点距離なので、GR IIIの方だとあまり雰囲気が変わらないかな…という。(もちろんクオリティは良いと思われますが、とりあえず最初に買うなら将来的に過去モデルとかを買った場合画角が被らないので使い分けできるxのほうが良いよね、というのもあります)
なお私はフィギュアや町中にあった変な看板、オブジェクトなどを撮るのが好きなので、広く撮れるGR IIIよりおそらくGR IIIxのほうが合っているはず。
GR IIIxで色々撮影してみた|さすがに素晴らしい写り…
というわけでGR IIIxを買ってみました。1ヶ月ほど使ってみています。
私が普段使っているスマホはGalaxy S24 Ultraで、カメラも画面サイズも性能も何もかもが素晴らしい機種だと思っています。(まぁ軽さとかサイズ感も含めるとNote10+の頃が一番良かったけど)
Galaxy S24 Ultraのカメラもこのとおり、非常にキレイに撮れます。
一方でこちらがGR IIIxです。
画角が違うので左右の情報量が減り、手前のグリッドマンがしっかり強調されてますね。もっとも、Galaxyの方もトリミングすればそこは問題ないのですが…。
背景のボケが流石に圧倒的に綺麗、コンデジながらAPS-Cのセンサーを積んでるだけあって流石です。
最近のスマホはかなりボケるようになったと思っていますが(それが使いにくさにもたまに繋がっている印象だけど)、やはり普通のカメラはまだまだ圧倒的ですね。
またどちらもjpgファイルをそのまま載っけていますが、全体的に質感や色は肉眼で見た時の色味に近いGR IIIxの方が良いです。
これはGR IIIxだとホワイトバランスをちゃんと室内の昼白色ライト用に設定しているため、うまく色のバランスが整えられているというのもあると思われます。Galaxyの方もプロモードにしていじくれば色味については同じような色にはなるかと。
ボケが(フルサイズまでは行かないにしろ)強いかつ絞り優先オートで手軽に調節もできるので、表現の幅がとても広いのがスマホと比べてやはり魅力的です。
このGR IIIxは40mmという焦点距離も丁度よくて、望遠すぎず広角すぎないため撮りたい被写体を丁度よく写真に収められますね。
また投稿者はフィギュアを撮影することが多いのですが、クロップで50mmくらいにすると背景紙の外をはみ出させずフィギュアを大きく綺麗に撮れるのでとても助かっています。
今回のGR IIIx購入をきっかけに、またカメラにも興味が湧いてきました。(3年に1回くらいくる)
GR IIIxはコンデジということで、今後フィルムカメラや一眼レフなども色々ハードオフ等で漁っていこうかと思っているのでありました。