定番の語呂合わせに異を唱える者
勉強で何かを暗記するとき、語呂合わせを使う人は多いですよね。
周期表の前半部分を覚えるための、有名な語呂合わせ・・・
「水兵リーベぼくの船 七曲がるシップス クラークか」
この無理やり感と、にもかかわらずみんな納得してこの覚え方をしているらしいという感じが高校生のぼくはイヤだったので、
「フヘリベブクノフネナムガルシップスクラークカ」
で覚えてます。
意味はまったくないけど、語呂合わせの方の、水素だけ元素記号じゃなくて「すいそ」という名前からとってる、みたいな煩わしさがなくてわかりやすいです。
あと、「みんなと違う覚え方をしてるんだぞ」の感じは、結構わるくないもんです。
ぼくがもっとやばいと思った有名な語呂合わせは、これも化学ですけど、「イオン化傾向」の覚え方です。
「リッチに貸そうかな まあ当てにすんな ひどすぎる借金」
いやいやいや・・・
参考書などにこれが書いてあったときは、ショックを受けました。受け入れられませぬ。
周期表のやつよりもさらに、元素記号と元素名が混ざっていて、最悪の場合ミスにつながるのではなかろうか。
そして、ひどすぎる借金を題材にした内容で、なんだか元気がないのである。
あ、ぼくですか?もちろんこうです。
「リクカナムガルズンフェニスンプブ エイチツー クフグアグプトゥアウ」
どうよ。
「Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H2) Cu Hg Ag Pt Au」
もうそのまま、ローマ字的に読んだだけです。
イオン化傾向の話では、水素より前か後ろかは重要になります。
有名な語呂合わせでは、水素が他と同じようにしれっと流されていますが、あえてそこは「エイチツー」とはっきり言ってしまうことで、そこをしっかり印象付けるという良さもあり。
そして、みんなと違う覚え方をしてるんだぞ感。
意味不明系暗記仲間は全国には結構いるのだろうか。
関係ないけど、個人的に、よくわからない文字列を覚えるのが結構すきです。10年ほど前に使ってたシャープペンの模様の名前が
「もめんしろじゆきわきくいなずまにりゅうのまるもんようりょうめんびんがたひとえいしょう」
という沖縄のやつだったのを今でも覚えています。たぶんわすれない気がします。そんなことに脳のメモリーを消費して、今後なんらかの支障がでるかもしれません。もしでたら、お知らせします。
定番の語呂合わせに対して、自由に異を唱えることができるような世界になりますように。