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昨年中古の一眼レフを買い込んで子ども達の写真を撮りまくっている。
完全にハマった。(^^)!
監督時代20年間は普通の小さなデジカメとスマホだけ。
試合中は子ども達のことで一杯一杯。
それでも保護者様に選手達の記録として写真を撮っていただいた。
自分の子どものように成長記録として大切に残しておきたかったから。
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この子達が大人になったとき、当時を写真から思い起こしてくれたら。
だからクラブのホームページには毎年私やスタッフも写真を撮り続けた。
彼らにとってはあの時の俺が俺であり、彼らにとっての純粋な青春時代を大切に残したかった。
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Jリーガーなると思ったけどな。
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あの時の真剣だった俺と子ども達。
お互い若い(笑)
何度となく一緒に泣いた事だろう。
何度となくカッカしたことだろう。
人生の中で、中学生時代、大好きなサッカーに真剣に向き合った日々がどこかで役に立って欲しいと願っていた。
お互いの熱量半端なかったと思う。
本気と本気のぶつかりあいだった。
だからこんな田舎の少人数クラブが設立から県Aリーグで一度も降格すること無く20年近く戦い続けられた。
強いエリートクラブにがっぷり四つで引かずに戦い続けた。
高校でもOB達が中心選手としてピッチで輝いていた。
そんなOBの試合観に行くのも楽しみのひとつだった。
常にこれで良い選手は育つのか。自問自答。
新たな挑戦。
だけど。窒息するほど空気が違った。
ここでは生きていけない。
地域が育たない。地元の子に還元できない。
なによりもOBに申し訳ない。
大きな挫折。
あれから三年。
OB達がスタッフとして何人も携わってくれている今、私がやることは選手を磨く事からクラブを磨く事にシフトしている。
だけど私のコラソンは、まだまだやりたいことがあって、まだまだ冷めなくて。
前へ歩いているようだ。
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34年前に廃材で私が作った。未だに現役
そんな中、俗に言うオールドレンズを購入した。
新品は高価で手が出ないから。
オートフォーカスとか遅くてダメなんだけどマニュアル操作ならまだまだいける。
オールドレンズ実によい。ほどよいボケ感に暖かみがある。
LED電球もそうなんだけど、なんだか疲れる。
光が冷たい。
上手く言えないけど、光の中にボケ感がない。
明るければよいのだろうけど、光にも暖かさや優しさ欲しい。
レンズもカメラも高性能すぎてなんでも綺麗に細部まで再現される。
モノによってはAIが勝手に加工して実物よりも綺麗に映っている。
これって動かぬ証拠が実は本当ではない。凄い時代だとつくづく感じる。
世の中にボケ感がもっとあってよい。
それは子ども達のサッカーでもだ。
映像と音声が先行してしまうことで本来人間が持っている創造力が衰えていく気がしてならない。
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大夫整理したけどまだ400冊程度処分できない。
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読み返すと結構良いこと書いてあるんだよな。
本を読んで頭の中で想像する映像や登場人物の声や顔も服装もヒトそれぞれが違う。
ボケている部分を明確にしていく作業は自分自身の創造力で補うものなのだと思っている。
だからそのボケだ部分の答えはひとつではなくてよい。
その子が出した答えでよい。
その子の成長とともにボケ部分の答えが変わってくればそれでよい。
ボケたままでもよいのだろう。
サッカーノートを読みながら筆圧とか書き方でその子の今の気持ちを想像していた監督時代。
子ども達の文面を読む度に私自身が勉強になり成長させてもらえた。
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YESかノーか。
強烈な突っ込みが増えている今日。
なのにボケ感が減っている今日。
子ども達は本当に幸せか。
ピントが合いすぎる解像度の高い人生もサッカーも疲れそうだ。
サッカーも人生もボケたままでもよいのかもしれない。
ボケがあるからお笑いが面白いように。
ボケを楽しみながらサッカーも人生も謳歌したい。
楽しいと楽しむは違う。
サッカーも人生もボケ感を楽しめたら素敵だ。
いずれはホントにボケていくしね(^^)!
若者達よ!
激しく突っ込まれても、ボケるが勝ちだよ。
ボケ感を大切に、人生を楽しんで!
今日に感謝し、明日も良き日に!