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とよてくMemo③

こんにちは。でのぞです。
この記事は、トヨクモ製品を使っていて「お、いい感じ」と思った使い方を記録するための、超個人的なメモシリーズです。

今回は「フォームブリッジで”2つのフィールドの回答内容によって”自動返信メールの内容を変えて送信したい時、ちょっとした小技を使ったお話」の設定についてです。

それではスタート👉

お題

今回のお題はWEB出願システムのお話しなので、先にWEB出願システムを構築したお話を読んで頂けると幸いです^^

ということで。

入学試験では、合格者に入学を希望するかしないかの「入学意思確認」を取る決まりがあります。これまで紙で回答を貰っていましたが、WEB出願システム構築に伴い、フォームブリッジで回答を得ることになりました。

今回は、この「入学意思確認の回答内容によって、自動返信メールの内容を変更する」が課題です。

私は最初、トヨクモさんのヘルプサイトの「回答内容の値によって、自動返信メールの内容を変更する方法」で出来るっしょ。と単純に考えていました。

しかし「フィールドの値によって」の処理条件に使用出来るフィールドは1つだけです。

処理条件で選べるフィールドは1つ

おっと困った。「2つのフィールドの回答内容」で自動返信メールの送信内容を変える必要がある(/ω\)となったわけです。

自動返信メールの内容が3パターン

自動返信メールの内容は、3パターン存在しました。

①「入学を希望する」AND「入学金全額免除対象者」である。
 「入学意思確認受付完了だぜ。」
②「入学を希望する」AND「入学金全額免除対象外」である。
 「入学意思確認受付完了だぜ。振込も忘れずに。」
③「入学を辞退する」
 「入学意思確認受付完了だぜ。残念だけど辞退として受付ましたよ。」

自動返信メールの内容が3パターン

①、②の通り、「入学意思確認」だけでなく、入学金について全額免除対象者かどうかも判断する内容を盛り込む必要があったんです。

図にしてみるとこんな感じです。

自動返信メールの内容が3パターン

「入学を希望する」だけでなく、追加で受験者が「入学金全額免除対象者」であるかどうかを判別する必要がありました。

つまり、クリアしなければならない課題は2つです。

課題1.「入学を希望する」or「入学を辞退する」という選択肢の他に「入学金全額免除対象者」かどうかを判断する値が必要。
課題2.処理条件では1つフィールドを選べない。

この課題をクリアする為に、今回は小技感を出してみました。

下準備

フォームを準備

まずは、入学意思確認フィールドを準備して、値を「入学を希望する」or「入学を辞退する」の二択にします。

ラジオボタンの選択

しかしこれだけでは「入学金全額免除対象者」であることがわかりません。

ここで、フォームにひと手間加えます。

入試管理アプリ(受験者の情報を管理するところ)からkViewerルックアップ入学金の金額をフォーム上にセットすることにしました。

入学金の金額がわかれば「入学金全額免除対象者」かどうかを判断できるようになります。課題1はクリアです。

「0」だったら入学金全額免除対象者
「0」でなければ入学金全額免除対象者ではない。

しかし、これだけでは課題2はクリア出来ません。しつこいようですが、自動返信メールを送信する為の処理条件で選べるフィールドは1つです。

入学意思確認フィールドと入学金の金額フィールドは別々に存在しているので、処理条件に使える形ではありません。

ここで文字列連結処理文字列置換処理の機能で小技感を出しつつ課題2を乗り切ることにしました。

小技

送信判別フィールドの設定

まずはフォーム上に、文字列(1行)で「送信判別フィールド」を1つ用意します。

送信判別フィールドを設置

この送信判別フィールドは、自動返信メールを送信時の処理条件に使用します。

次に 文字列連結処理 を使います。
入学意思確認フィールドで「入学を希望する」を選択した時、入学意思確認フィールドの値と入学金の金額フィールドの値をくっつけるという処理を入れます。

文字列連結処理でフィールドの値をくっつける

この処理で、以下どちらかの値が送信判別フィールドに入るようになります。

入学金全額免除対象者の場合=「入学を希望する0」
入学金全額免除対象外の場合=「入学を希望する※0以外の金額」

文字列連結処理の結果

「0」がくっついていれば「入学金全額免除対象者」で「0」でない数字がくっついていれば「入学金全額免除対象外」ということがわかるようになりました!

よーし👉

さらに 文字列置換処理 で、送信判別フィールドの値が「入学を希望する0」だったら「入学金全額免除対象者」に置き換えるという処理を加えます。

文字列置換処理の設定

「入学を希望する0」が「入学金全額免除対象者」に置き換えられます。

入学金全額免除対象者の場合は「入学金全額免除対象者」
入学金全額免除対象外の場合は「入学を希望する※0以外の金額」

文字列置換処理の後

これで回答者が「入学金全額免除対象者」であるかどうか判別できるようになりました。

「0」でも判別できるけど?と思われるかもしれませんが、わざわざ「入学金全額免除対象者」に置き換えた理由は後程ご説明します。

自動返信メールの処理

あとは、送信判別フィールドの値で自動返信メールの内容を変える設定をかければOK!

①送信判別フィールドが「入学金全額免除対象者」だったら

入学を希望する(入学金全額免除対象者)

「入学意思確認受付完了だぜ。」のメールが送られます。

はい次👉

②送信判別フィールドが「入学を希望する※0以外の金額」だったら

入学を希望する(入学金全額免除対象外)

「入学意思確認受付完了だぜ。振込も忘れずに。」のメールが送られます。

学科ごとに入学金が違うので「入学を希望する」の文字を含むを条件にしてどの金額でも送信されるように設定しました。
「0」から「入学金全額免除対象者」に置き換えた理由はこれです。「入学を希望する0」のままだったら②の自動返信メールが送信されてしまいますよね!

はい次👉

③入学意思確認フィールドが「入学を辞退する」だったら

入学を辞退する

「入学意思確認受付完了だぜ。残念だけど辞退として受付ましたよ。」のメールが送られます。
辞退者には送信判別フィールドではなく、単純に入学意思確認フィールドで「入学を辞退する」を選択した場合を処理条件に選べばOKです。

はいこれで完了👍

最終的にこんな感じになりました👏

まとめ

処理条件でフィールドを1つしか選べないのであれば、文字列(一行)フィールドを用意して、値の中に処理条件を丸っと持たせてしまえばいいのでは?という考えから設定してみました。

こんな感じで、今回の課題はクリアです^^
ちょっとした小技感を感じたのでメモとして残しました。

(別の方法があればぜひ教えてほしいです…📝)

ではでは👋


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