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Twitter(X)広告の方がニコニ広告より効果高いかもという話

電極です。支援者の皆さん、支援お疲れ様です。今回は8月から行ってきたTwitter(X)広告の検証について、ある程度のことが分かってきたので、進捗報告したいと思います。結論から言うと、Twitter広告はニコニ広告より効果が高いと考えられるため、今後の自演動画(sm125732)のアピール策の参考になればと思います。

Twitter(X)広告とは?

Twitter広告とは、Twitterのタイムラインや検索結果、おすすめユーザー欄に自分のツイート等を、掲載できる広告のことです。自分としては、2019年頃からTwitter広告の存在は知っていましたが、ここ最近「ニコニ広告の効果がほとんど無いのでは?」と思ってきた頃なので、ニコニ広告からTwitter広告の移行も考え、今回Twitter広告の効果検証を行いました。

ニコニ広告の本当の集客効果について

Twitter広告の話をする前に、ニコニ広告の集客効果の話をしたいと思います。現在のニコニ広告ですが、2019年6月の改変により、ニコニコランキングに反映されなくなったため、集客効果は大幅に落ちました。しかし、2019年11月の「いきなり!動画紹介」の導入により、ここで広告した動画が15秒間流れると、再生数加算されるという仕様となりました。そのため、現在のニコニ広告は「いきなり!動画紹介」の基準となる1万pt以上を入れると、再生数を急増させることができます。

しかし、いきなり紹介で加算した再生数は、本当に視聴者が動画を訪れて視聴されたものではないため、実際の視聴者数は加算分の1%程度ではないかという話も出ています。自分もニコ動のアナリティクスで視聴者アクセス元を調べたところ、いきなり紹介時のアクセス元は9割以上が、いきなり紹介でした。この再生数仕様については、再生数の価値を落とすとして、ニコニコ界隈から厳しく批判されていますが、運営は一向に修正する気配にありません。そのため、いきなり紹介時のニコニ広告の集客効果は低いものの、実際の視聴者数を測るのは難しく、集客効果は分からないというのが、現状です。

いいね数で実際の視聴者数の傾向を推定

自演動画の2022年5月1日~2022年10月10日までの、再生数と、現在広告額(1万pt以上を対象)の推移が以下になります。左が広告額、右が再生数の軸となっております。

自演動画 再生数と現在広告額の推移

いくつかの再生数上昇ポイントについて緑枠で示しましたが、これを見ると2023年1月のYoutube動画バズり以外は、ニコニ広告大量投下と同時に再生数が伸びていることが分かります。これらは、いきなり紹介による効果が大きいと考えられ、実際の視聴者数は分かりません。支援者で詳しい方は覚えてると思いますが、2022年11月中旬、Twitterにてはゆ茶氏と栗田氏によりバズって多くの人が来ましたが、その点はこのグラフからは読み取れません。これもいきなり紹介による再生数加算により、実際の視聴者数が分かりにくくなったためと思われます。
今回は「いいね数」の推移で、実際の視聴者数を推定してみることにしました。いいね数は、いきなり紹介の再生数とは別に、実際に視聴者が動画に訪れてボタンを押すことで加算されることから、この推移を見ると実際の視聴者数の傾向を推定できると考えられます。以下がグラフになります。

自演動画 いいね数と現在広告額の推移

いいね数のグラフを見ると、上昇ポイントがいくつかありますが、どれも実際に視聴者が大量に訪れた時期とマッチしました。一方、大量広告しても、いいね数はそれほど増えないことが分かります。2022年8月には夏の広告キャンペーンとして支援者一同で大量広告が行われましたが、先ほどのグラフほどの伸びは観測されておりません。また、2023年9月にはエンドセクター25周年キャンペーンとして大量広告がありましたが、残念ながらそれほど伸びておりません。一方、2022年6月には1億達成で大量広告と同時にいいね数が増加しましたが、先ほどの再生数グラフでは7日間再生数が伸びたのに対し、いいね数グラフでは3日後にペースが急減していることが分かり、本当にニコニ広告から大量に人が来ているのか怪しくなります。

このように実際の視聴者数は、再生数グラフよりも、いいね数グラフで見た方が、傾向を把握しやすいと考えられます。このいいね数グラフをもって、本題のTwitter広告に移っていきたいと思います。

Twitter広告の方法

2023/10/1に1億5000万コメを達成することから、以下のような手法でTwitter広告を行いました。今後の参考にしていただけたらと思います。また、クレジットカードとデビットカードを持っていない方は残念ながら、この方法を行うことはできません。

1.Twitter認証済アカウントになる(月額980円、約2日間待つ、PCで行う)
2.プロフィール欄→もっと見る→プロフェッショナルツール→広告
3.広告マネージャーに入り、右上の支払い方法を設定(クレジットカードかデビットカードのみ
4.右上「キャンペーンを作成」をクリックし、アドバンスを選択
5.目的において「ウェブサイトの訪問者数」を選択(最も自演に人が入りやすい)
6.キャンペーン名は適当につけ、広告キャンペーン予算の最適化において日別で何円投下するか設定する。右の総予算では上限額を設定できる。
7.広告グループでは、名前は適当に、スケジュールを設定(期限があった方が良い)し、配信はサイト訪問、プレースメントは全選択、オーディエンスの特性では日本限定の年齢範囲で13-39、言語と国は日本、下のターゲティング機能では、キーワードに「ニコニコ」「ボカロ」「ニコニコ動画」、フォロワーが似ているアカウントでは@sigekun、@HaYuTeaを設定、最後のターゲティング戦略は最適化をオンにする(重要)。
8.広告の詳細では、広告名は適当、「どのようなお問い合わせですが」欄にツイート内容を書き込む。単一メディアを設定した上で、メディアを追加を押し、好きな画像を選択、左の「←」で戻り、ウェブサイトのURLに「https://www.nicovideo.jp/watch/sm125732」、ヘッドラインを「自分でうpした動画に自分でコメントしまくってみる ーニコニコ動画—」にする。
9.キャンペーンを開始で、広告スタート

以下が10/1に行った広告用ツイートで、1.5万円分投下しました。

Twitter広告の結果考察

10/1に行った広告について、いいね数グラフで見ると以下のような結果が出ました。

動画いいね数の増加数/日

Twitter広告1.5万円の時期では、1日あたり8いいね増え、9月平均の2.2いいね/日よりも、4倍近く増えました。実際にTwitter広告アナリティクスでは、クリックして動画訪問した数は647回でした。個人的には1500クリック以上を狙っており予想より低い結果となりましたが、いいね数の増加により実際の訪問客も増加したことが分かります。

そしてグラフでも表しましたが、9/24~10/1に行われたニコニ広告3.3万円分についても考察していきます。エンドセクター25周年祭として3.3万円分(約43万pt)ニコニ広告投下されましたが、グラフを見るとそれほど増えていないことが分かります。広告期間内のいいね数が2.25いいねだったため、9月平均2.2いいねとあまり変わりません。再生数は1万再生以上増えましたが、実際の視聴者数はほとんど増えていないことが、この結果から言えると思います。

以上の結果から、Twitter広告1.5万円分と、ニコニ広告3.3万円分を比較すると、Twitter広告の方が集客効果があると考えられます

Twitter広告のメリット・デメリット

10/1のTwitter広告の検証についてまとめました。また、同様の手法でこれまで3回のTwitter広告を行ったため、以下の表に結果を表します。

Twitter広告結果表

8/26の5000円から10いいねとなり、9月平均の2.2いいねより大幅に多いため、効果が出るのは5000円台からと思われます。しかし、1000クリックを到達したい場合は2万5000円(この表から単純計算)、10000クリックなら30万円必要と推測されます。2019年のニコニ広告改変以前は、10000再生のために5万円程度必要だったため、それと比べると費用がかなり高くなっていますが、現在のニコニ広告と比べるとTwitter広告の方が効果が大きいと思われます。つまり、効果を比べると、
2019年以前のニコニ広告>Twitter広告>現在のニコニ広告と言えます。

Twitter広告のメリット・デメリットについてまとめると以下のようになります。

メリット
・現在のニコニ広告より集客の費用対効果が高い
・ニコ動コメ以外からでも、引用ツイート等から反応が来る
・テキスト内容が秀逸であれば、バズる可能性もある
・視聴者に自演の魅力やイベントについて、テキストで伝えやすい

デメリット
・クレジットカードとデビットカードしか支払方法がない
・クラファン募って投下することが難しい(出来なくはないかも)
・広告設定方法が複雑
・Twitter認証済みユーザー及び公開ユーザーでなければならない

デメリットのクラファンですが、例えばPayPay銀行でオンライン口座とデビットカードを作り、そこに支援者がPayPayで口座に資金投下すれば、デビットカードでTwitter広告できる可能性もあります。

まとめ

以上、長くなりましたが、「Twitter広告はニコニ広告より効果あるのでは?」という話をしました。一応まだ3回しか検証できていないため、断定できませんが、Twitter広告はニコニ広告より効果があると思われます。

ニコニ広告で10万円以上投下してきた自身としては、ニコニ広告は集客効果がほとんど現れないという事実に対し、複雑な思いでしたが、今後のことを考え、自演のアピールはこれからTwitter広告にしていこうと考えています。皆さんも参考にしていただければと思います。



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